昔、某マチのほっとステーションの店先に猫小屋があった。初めて見つけたのは仕事で客先に向かう時だった。当時はコンピュータ関係のカスタマエンジニアだったので、時間指定の仕事が多く、そのコンビニには時間調整や昼食などでよく立ち寄った。小屋の主はちょっと太めの鉢割れの黒白で、その後も会えたり会えなかったりしていたが、転職してからは行く機会もなくなってしまった。
今日は天気が良かったので、散歩がてら、2年4ヶ月ぶりに様子を見に行ってきた。高麗川、越生と乗り換えて、1時間20分かけて最初の目的地に到着。某マチのほっとステーションまでは3.5km。
早速日なたぼっこ中の茶白に遭遇した。傘が華やかでいい感じだね。
基本的にここにはネコ科の動物以外は載せないんだが、絵的には一緒の方が良かろうと思ったので載せとく。ちなみに犬はこの家の一員だが、猫は野良だそうだ(この家の奥さん談)。
車の下に3匹集まった。今日の気温は20℃以上あって、日が当たると暑いくらいだった。ちなみに右端のサビ猫がお母さんで、黒白はその子供たちだそうだ(この家の奥さん談)。
ジャンパーを着てきたことを後悔しながら歩き続けていたら、茶白が2匹こちらを伺っているのに気づいた。
塀の上にいたのはダッシュで逃げた。この子の方が若い感じだ。好奇心に負けたか?
その後、某マチのほっとステーションに到着し、トイレを借りてお昼ご飯を買い込んだ。駐車場の隅にあった猫小屋は跡形もなく、その場所には、かつて俺がカリカリを置いたこともある餌皿が、汚れたままうち捨てられていた。野良を追うというのはこういうことだ。
少し淋しい気持ちになって、ひなびた農村地帯を進んで行くと、畑で遊ぶキジトラを発見。
秋らしく、柿の木と猫の組み合わせで撮れればと思っていたが、ニンジン(しかも葉っぱ)かあ……。ま、いっか。
農家の猫かな。今でもネズミ対策に猫飼っているところが多いからな。
6kmあまりの散歩を終えて無事帰着。エスカレータを降りると、駅長が報告を待っているではないか。