三連休の中日だった今日は夜勤明け。世の中がお休みだと仕事ものんびりしていて、急ぎのタスクがなければ定時前でもさっさと帰ってくることにしている。
乾燥しまくりの関東の冬にあって、一昨日のようなまとまった雨は貴重なお湿りだが、猫を探して散歩する身にとっては気の滅入る天気だ。なので気持ちよく晴れた今日は、少し長めにモノレールの甲州街道駅から七三の縄張りまで歩いてみた。途中、キジ霜降りと長毛薄色二毛のいる桜並木の緑道沿いにアパートが建築中だったり、お昼休みのサラリーマン氏と二毛が逢瀬を楽しんでいた公園が全面工事中で立ち入り禁止になっていたり、豆腐屋の茶トラ白のねぐらだった民家が更地になっていたり、色々と変化を感じた散歩でもあった。それらの場所に猫の姿はなく、今まで俺の本拠地は立川と思っていたが、そろそろそうとは言えなくなってきたようだ。少し淋しいけれど、あんまり行けなくなったのだから仕方がない。
モノレールを降りて最初に立ち寄ったのは、いつもの猫民家。黒白とクリーム風の2匹が日なたぼっこしていた。
ここの家の猫たちはどれも老齢で、恐らくこいつがいちばんの若手。
上の写真はどれも一瞬静止したところを撮ったもので、2匹とも毛繕いに余念がなく、基本的にガン無視されている。
多摩川を渡っていくつか寄り道してみたが、猫のいるべき場所にアパートが建設中だったりして、次に見かけたのは西国立の猫路地。いつもの電気屋の前で茶トラが寛いでいた。
しかし、こいつはとても臆病。玄関先にいるところをズームする間もなく、家の敷地に逃げ込んでしまった。逃げ切る前に一度止まって振り向くという習性がなかったら、たぶんこのブログはとても淋しいことになるだろうなあ。
学校裏の猫アパートを通過したのは正午前。この場所は一日の大半が日陰なので、日中帯はあまり猫を見かけないんだが、今日は珍しく1匹出ていた。
豆腐屋にも寄ってみたが、こちらもねぐらの家が更地になっていて猫の姿はなく、さらに歩いてびっくり工務店の近くまで行くと、たまに見かける白が日に当たって座っていた。
立川勤務時代は時々見かけたキジ白。この公園にはよくご飯を食べに来たが、そうするとこいつがもの欲しそうな顔をして近寄ってきたものだった。
七三の爺さんだった。カメラに収まったのは去年の11月以来。七三ファミリーが大方いなくなったあとも一度見かけたことがあって、無事にしているらしいという認識はあった。残っているのを確認できているのは、現在のところ母と婆さん(未亡人)と爺さん。ほかにも何匹かは散逸してどこかで暮らしているのかも知れない。希望的観測だけれども。
最後の猫は七三の母。爺さんのいたチョビ1号邸とは100mも離れていないので、外猫なら余裕で縄張りの一部に入っていると思うが、母と爺さんは今でも交流があるんだろうか。