南武線猫行脚1(川崎→尻手)


横浜市の猫

 今日の散歩は先日行こうと思っていた川崎から。
 立川で勤務していた時と違って、今の猫関係業務には本拠地というものがなく、かつての七三ファミリーのように、毎日のように会える猫がほとんどいなくなった。それはそれで仕方ないんだが、各所に散在する顔見知りの元を定期巡回するだけの日々では、俺自身のモチベーションがもたない。そんなわけで、猫を探しながら鉄道路線の全区間を踏破するという、テレビ東京的な企画をやってみることにした。選んだ路線は南武線。
 これから夏を迎えることもあり、年内に踏破できればいいかなぐらいに思っている。川崎からスタートして登戸ぐらいまでは、夜勤明けじゃないと時間的に行けないが、これはすなわち夏場はほぼ無理ということでもある。ちなみに路線距離は意外に大したことなくて、浜川崎支線を含めて39.6km。ただし猫を探しながらなので、100km以上歩くことになるだろう。
 踏破にあたっては次のようなルールを設けた。(1)1回の散歩につき下り方向に1駅歩く。(2)歩く経路は自由。(3)3匹以上見つけないと次の駅間に進めない。
 ……というような、すごろくみたいなルールに従って、早速第1回の南武線猫行脚となる川崎→尻手の散歩を開始。薄曇りではあったが気温はほど良く、川崎駅を出て5分もしないうちに1匹目を発見した。
川崎市の猫

 こちらを見つめたまま固まっているキジ白。怯えている顔ではなさそうなので、手招きしてみたが、やっぱり固まったままだった。
川崎市の猫

 路地の向こうに白っぽいのがいた。
川崎市の猫

 ……と思ったら黒白だね。少しくたびれている感じ。
川崎市の猫

「いきなり現れて失礼なことを言うヤツだな。わしの気骨を見せてやろう」
川崎市の猫

「どうだ、これが逃げ足ぶっぱやいの術だ」
川崎市の猫

「もう行っていいんだぞ」
川崎市の猫

 そして、ありがたいことに3匹目も労せず発見。家からいちばん遠い区間で引っかかったんじゃ先が思いやられるので、これは本当に助かる。
川崎市の猫

 こちらに気づくと、にゃあにゃあ鳴き始めた。
川崎市の猫

「ちょっと怖いけど、あの人にお願いしてみようかな」
川崎市の猫

「カリカリの袋が空っぽで、僕、お腹が空いちゃったんだよ」
川崎市の猫

 期待を込めた眼差しのサバ白。悪いけど食べるものは持っていないんだよ。
川崎市の猫

 薄曇りの空だと白飛びしやすくなって、写真は撮りにくいが、猫はたくさん出ているので痛し痒し。車のボンネットの上で寛いでいるのがいた。
川崎市の猫

川崎市の猫

 一歩前進したら、警戒モードに移行。
川崎市の猫

 細い路地で白いのに行き会った。
川崎市の猫

川崎市の猫

 緊張で少し顔が伸びているけど、めっちゃ可愛い子。
川崎市の猫

川崎市の猫

 塀の上でまったり中のキジトラ。……と思ったらもうバレてるし。
川崎市の猫

 構わず前進したら、こちらへ向き直った。意外に人懐っこくて、指の匂いを嗅がせることに成功。
川崎市の猫

 市境を越えて横浜市に入り、散歩も終盤。尻手駅へ向かう前にその辺を一回りしていると、小さな白い塊を見つけた。
横浜市の猫

 おー、もう1匹いるじゃないの。
横浜市の猫

横浜市の猫

 同じ白でも、さっきの可愛い子ちゃんとはずいぶん印象が違うな。
横浜市の猫

 黒白は中途半端に逃走。……こうして南武線猫行脚は幸先の良い滑り出しとなった。あと、尻手は「しって」と読むので念のため。
横浜市の猫

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