今日は八王子で27.5℃まで気温が上がり、普通だったらワイシャツ姿で夜勤に出るところ、明日は雨で13℃だというので上着を着て散歩したら暑くて死にそうになった。おまけに昨夜からの偏頭痛が今になっても治らず、明日のお昼まで家に帰れないことを考えると非常に気が重い。
そんなわけで今日の散歩は軽めの日野~甲州街道にするつもりだったが、猫の方が芳しくなかったため1駅隣の万願寺まで歩いた。容易に想像できることではあるが、さらに暑さと頭痛で苦しむことになり、しかもその1駅で見かけたのは縄張り巡回中のハクビシン1匹だけだった。
ハクビシンというのは東京都内でも日常的に見られる野生哺乳類だが、外国からの移入動物だからなのか、生態の研究は意外なほど進んでいないという。雑食性で特に糖度の高い果実を好み、季節的に(あるいは気候的に)手に入らない場合は昆虫や小動物も食べるそうだ。外猫と縄張りが被っている場合が多いが、体格が成猫よりもやや小さく性格も穏やかなので、猫とハクビシンがトラブルになることはほとんどないようだ。そもそも猫とハクビシンでは活動時間帯が異なるが(猫は薄明薄暮性、ハクビシンは夜行性)、現代社会では人間の生活圏の拡大とともに動物の生活が危険に晒され、多くの哺乳類が夜行性に移行する傾向を強めている。もちろんこれは例えば、経験の浅い若い猫が「薄明薄暮性の生活を続けていては危険だ!」と反省して、一代で生活態様を変えるのではなく、夜行性の傾向を持つ個体がより高い確率で生き残り、交配し、進化の過程でそうなっているのであろう。いずれ猫とハクビシンの活動時間帯が被るようになり、現在とは関係性が変わってくる可能性はあると思う。ちなみにハクビシンを幼いうちから飼育すると、とても懐いて可愛らしいそうだ。
……というようなことを調べながら文章を書き進めていたところ、頭痛が治ってきたのでそろそろ猫紹介を。今日の1匹目は寝坊助四天王のキジ白から。
ここのところ衰えが目立ってきているが、人懐っこさは以前より増した。初めて会った2015年6月ごろは割と冷淡だった。
何気なく駐車場の奥を見ると、今まさにお昼寝に入ろうとしている猫発見。
たまに見かける子ではあるが、この近所には似たようなのがたくさんいるので、どこの子なのか今いち思い出せない。
頭痛と暑いのとで生ける屍と化してしまい、見つけた猫は3匹に留まった。しかも最後はとても逃げ足の速いアイツだった。
何とかこの距離まで持ち堪えたオートフォーカス迷う君。果たして触れるほど仲良くなれる日は来るのだろうか(来ない)。