今日もそれなりに気温が上がったようだが、お昼前から夕方まで多摩総合医療センターに行っていたので、暑かったというより疲れ果てたという印象が強い。市内にあのような大規模医療施設があるのは心強いことだが、総合病院というのは座って待っているだけでこんなに消耗するものかと、老い先に自信をなくした今日このごろだ。
午前中は猫草の種を蒔いた。先日も書いた通り、ハンガリーの種苗店で買ったテオシント(トウモロコシの原生種)の種は税関で弾かれたため、例年通り在庫豊富な燕麦を蒔いたが、今回はそれに加えてエノコログサの種も手に入ったので、一部の鉢にはそちらを蒔いて観察することにした。所詮雑草なのでどう蒔こうが勝手に生えてくると思うが、大切に育てれば見事な穂ができるかも知れないし、我が家の2匹のおもちゃになればなおいい。
猫の方は昨日の三浦散歩の続きから。キャベツ畑の一本道をしばらく歩いて、いつもの浜辺にたどり着いたのは8時前。半年ぶりの猫拠点がどうなっているか、どきどきしながら覗いてみると、猫たちもまたこちらを見つめていたのだった。
資材置き場で寛いでいたのは真っ黒ファミリーのメンバー。
キジトラファミリーのメンバーも出てきた。この日見かけたのは全部で4匹。
この子は真っ黒ファミリーのお母さん。右前足に白い差し毛があるのが特徴。2019年10月を最後に会えていなかったけど、元気にしていたんだなあ。嬉しいなあ。
こちらの黒は3匹いた子猫のうちの1匹。光彩の形状からすると、こちらの写真の右端の子だと思う。
最後の黒は関係性不明。現場では3匹の子猫のどれかだと思っていたが、帰宅してから確認したところ、遅くとも子猫が生まれる前の2019年3月には会っていた。
キジトラファミリーはこの子だけ。母ともう1匹の兄弟は見かけなかった。
お母さんが頑張って育ててくれたお陰で、大きくなった子供たちと懐かしい風景を見られたよ。
自宅からここへ来るには2時間半〜3時間かかる。真っ黒ファミリーやキジトラファミリーも人懐っこくて可愛らしいが、漁港やその周辺に20匹以上いたはずの猫がまったくいなくなり、今後それだけの時間をかけてまたここへ来る気になれるのか、自分でも分からなくなってしまった。いずれは決めなければならないことであり、見落としがないよう、帰る前に広い浜辺を3回まわってみたが、1匹たりとも猫を見かけることはなかった。七三ファミリーが忽然と姿を消した時の喪失感が蘇ってきて、虚脱状態で帰途についた。
予定よりだいぶ早い京急の快特に乗り、乗り換え駅の京急川崎で降りたものの、まっすぐ家に帰る気になれない。川崎駅前から臨海工業地帯へ向かうバスに乗り、立ち寄ったのはとある埋め立て地に建つ無人駅だった。
去年2月以来の茶トラ。初めて会った時からクネクネしたヤツだった。
この日見かけたのは茶トラのほか、サビと黒白が1匹ずつ。黒白は草むらで寝ていたので写真は撮らなかった。
三浦の漁港には基本的に春と秋の年2回行っていた。次があるとしたら秋だが、その時はその時で知り合い猫を訪ねるのに忙しいだろうし、三浦に時間を割く気になれるかどうか。いずれはこのブログも終わるのだから、その準備だと思って諦めた方がいいのかも知れない。