今日から三連休。
天気予報とにらめっこしながらどこに行くか色々考えていたが、初日の今日は約2年ぶりに江ノ電沿線を歩いてみることにした。江ノ電と台湾鉄路(台湾の国鉄)は観光協定を結んでいて、江ノ電で使った一日乗車券を台湾に持っていくと、向こうで平溪線と深澳線の一日乗車券と交換してもらえる。どちらも来月乗る予定の路線なので、この機会に利用してみようと思ったわけだ。
……とはいうものの、うちから江ノ電沿線に行くには往復2,000円ぐらいかかる。台湾の交通機関は運賃がとても安いので、タダになったところで金額的にはまったくペイしない。要するに、どこかに出かけるための動機になれば何でもいいんだけれども。
八王子と町田で乗り換えて、出発地点の片瀬江ノ島に着いたのは8時すぎ。目前に猫の巣窟があることは分かっているが、そういうところにはあまりそそられないので、あくまで街なかを適当に歩くことにしたが、覚悟していた通りそう簡単には見つからない。途中、江ノ電の江ノ島駅に寄って目的の一日乗車券を買い、さらに一駅歩いて、ようやく最初の猫に遭遇した。
ここは2年前にも立ち寄ったお寺。左側の黒白はその時にも会った子だ(こちら)。元気そうで何より。
境内の奥にも2匹いた。奥の灰白はどちらかというと俺に驚いているようだな。
もう1匹はクラシックタビー。こちらは割と人懐っこくて、指の匂いを嗅がせることに成功した。
今日の散歩はいくつかの適当な駅で降りて、その周囲をぶらぶら歩くというスタイル。電車に乗るため腰越駅へ向けて歩いていると、民家の敷地で寛いでいるのを見つけた。
稲村ヶ崎で電車を降りて、たぶん前回も迷った場所で今回も迷っていると、前方にこちらを窺う猫発見。
近寄ったら即座に逃亡。しばらく迷って同じところをもう一度通ったら、車の上に乗っかっていた。
急斜面に建つ民家に猫がいた。この写真には4匹写っているけど分かりにくいので、写真にマウスカーソルをかざすと猫の位置を表示するようにしてみた。
撮影に応じてくれたのは長毛の黒だけ。濡れ縁にいたのは飛んで逃げ、部屋の中のは撮影するのが憚られたのでスルーした。
次の猫はウッドデッキの手すりで寝ていた茶トラ白。いくら呼んでもまったく反応なし。
「人というか、猫を待っているのよ。近所の奥様とお出かけするの」
今日は3日分ぐらい見つけるつもりで張り切っていたんたが、歩いた距離の割には不振な散歩だった。最後は由比ヶ浜から鎌倉まで1時間半ほどかけて歩いてみたものの、下り坂の天気と同様、猫の方も下り坂。道中唯一の猫が草葉の陰からこちらを窺っていた。
一旦逃げかかって、思い直したようにこちらを見つめるキジ白。お願いだから相手して……。
悲壮感が伝わったのか、鈴を鳴らしながら、ちょっとだけごろーんしてくれた。