月曜日まで休みなので、天気のいい日を狙って勝どきのナナちゃんに会いに行こうと思っていたが、唯一青空の覗いた土曜日は頭痛のため動けなかった。薄曇りの今日は、美人さんにでも会いに行こうと思って、午前中から散歩に出た。
駅から出て美人さんの公園に行ってみたが、あいにく不在。仕方がないのでその辺をぶらぶら歩いていたら、以前も何度か会ったことのある黒がビルの前に佇んでいた。
ますます巨大化してきた黒。たぶん10kg以上ある。
人懐っこい巨大黒猫と遊んでいると、満身創痍の茶トラも現れた。
ごろーん。
巨大黒猫もごろーん。
近所をぐるっと回ってみたが美人さんは見あたらず、ひとまず開園直後の某巨大公園にやって来た。いつもの場所にいつもの2匹。
「あれ、お客さん？ もうそんな時間？」
「さあ今日も頑張るぞー」
「起きるんじゃないのかよ」
向こうを向いてじっとしているのが1匹。ねえ、オススメの場所を教えてよ。
「おお、お客さんだ、今行くぞ」
「案内するからついてきな」
……というわけで、黒白に先導されて歩くこと3分。
「どうだ、いいだろう。おいらのお気に入りの場所なんだ」
今日は雨がぱらつくとの予報だったが、思いのほか空が明るいので、ナナちゃんに会いに行ってみることにした。黒白に案内された池のほとりから離れ、まずは美人さんの公園に寄り道。やっといたー。
こんにちは。いつもの怪しくない者ですよ。
忘れられてる気がする……。
まあそれでも懐いてくれるので、桜と一緒に撮っとこうか。
次第にやんちゃモードになっていく。
最後は木に登っておしまい。
その後、1ヶ月ぶりに勝どきに行ってみたが、桜が満開となった運河沿いは花見客で混雑していて、ナナちゃんも隅田川1号もどこかに引っ込んでしまって出てこなかった。ついでに歩いた月島の路地では、何度か見かけたことのある茶トラが定位置に座っていた。
いつも君は誰かを待っているような顔つきだね。
ご飯中の黒白。
ご飯のあとは水をたっぷり補給。
そしてこの直後、ぜんぶゲボした。胃洗浄だったのか。
