平らな街を歩きたいという欲求に従って、今日の夜勤前の散歩は西国立から。昨日に続いていい天気ではあったが、昨夜またサチコが布団の上でおしっこしたため、朝から洗濯機を回しっ放しで、やや気疲れしたまま歩くことになった。今度は某おフランスベッド謹製マットレスまで滲みてしまって、こればかりはすぐに買い換えられないので、今度の休みに重曹を駆使して洗ってみる。
駅を背にして怒りんぼさんの路地に向かっていると、塀と電柱の隙間に茶色い物体が潜んでいるのを見つけた。
近寄ったら慌てて塀の上に退避。向こう側に飛び降りる前に1枚頼むよ。
目を丸くしたまま固まってしまった。この塀の上で猫を見るのは2012年8月以来。同じ猫かどうかは分からん。
その後、怒りんぼさんの路地で訃報を聞いた。怒りんぼさんは今年の正月に死んでしまったそうだ。去年あたりからだいぶ衰えが進んでいて、座ったり伏せたりする動作が会うごとにゆっくりになっていた。最後に見かけたのは去年11月。俺が知るのは彼女の最後の4年間だけだが、少なくともその間は、たらふく食べられて、雨露を凌げる家にも恵まれていた。だからきっと良い最期を迎えたのだと思いたい。享年18。
怒りんぼさんは天寿を全うしたが、俺の寿命はたぶんまだ少し残っているので、引き続き外の猫たちの生を記録していく。日当たりのいい住宅街をとぼとぼ歩いていると、道端に座る茶トラ白を発見した。
うーん、このまま近寄っていいのかどうか、表情から読み取れない……。
「おす」と一声かけたら飛び起きた。車の裏に隠れる前にこちらを一瞥。びっくりさせて済まんね。
今日はとても久しぶりに七三ファミリーの爺さんを見かけた。一家が離散してからは、ねぐらを変えたようで、どこいるのか見当がつかないから、偶然会うこともほとんどなくなった。体つきからは元気にしているように見える。ちなみに前回会ったのは去年5月。
立川南からモノレールに乗る前に、繁華街に住む2匹の様子を見に行ってみた。天気がいいから日なたぼっこしているね。
懐かれているわけではないので、近寄った分だけ離れていく。二毛の方はのほほんとしているけど。
天気がいい割に見つけられた数は多くなく、特に小料理「だめさ」の猫ロードでは1匹も見かけなかった。以前は庭のように歩いていた立川だけど、転職後は猫の縄張りもだいぶ変化したようだし、そもそもかなり数が減ってきているような気がする。