今朝は穏やかな晴れという感じで、短い散歩だった割に猫にも会えた。早朝の暗さは如何ともし難いが、猫が出ているならまあどうでもいいや。
今日から4日間の日勤。出勤前は以前のようにたっぷり歩けないから、コース選びに苦心する。新規開拓はデンジャラスだし、実績のある場所ばかりに頼っているとワンパターンになる。その中でも小川~新小平は猫影が濃く、行くたびに新しい猫にも会えるので、今日もしつこく歩いてみることにした。かつて立川を歩き倒したように、新しい街には何度も足を運ばないと、猫の姿は見えてこない。
6:25に散歩を開始して、駅の周りをぶらぶらしてみたが、当てにしていた場所はことごとく不在。仕方なくほかの場所を当たることにして、線路端を歩いていると、向こう側から猫が渡ってきた。
猫はいいな。人間は大回りして踏切を渡らないと、電車が止まって大騒ぎになるんだよ。
ご飯を求めて彷徨っているのか、しばらくこちらを見つめていたが、何も出ないと分かると、線路伝いにどこかへ去って行った。
小平市の中でもこの辺りは特に辺鄙で、かつては畑だったところにぽつぽつと民家が並び、畦道だった部分はそのまま細い路地になっている。そうした路地の一つに入ってみると、脇の仮囲いから茶トラ白が顔を出していた。
ガニ股歩きでひょこひょこと逃走。左側の植え込みに潜ってしまった。
畑がそのまま住宅街になった場所なので、隣の路地に移れる横丁がなく、茶トラ白を追跡するには300m近く迂回しなければならない。長い路地を延々と歩いてようやく半分来ると、交差点に猫がいた。
俺の存在など歯牙にもかけず、何かを気にして一点を見つめている。近くに仲間がいるんだろうな。
隣の路地には案の定、さっきの茶トラ白がいた。こういう道は一直線に近寄るしかないため、大抵逃げられる。
茶トラ白に逃げられたあと、元来た道を戻ると、2匹の猫が向かい合っていた。大白斑が気にしていたのは左側の黒だったようだ。
最後の猫も長い路地の三毛。この時点で遅刻ぎりぎりになっていて、つかつか歩いて近寄ったら当然のように逃げた。アプローチの難しい場所が多いけど、この辺りは面白い。休みの日にでもゆっくり歩いてみる。