今日になってもあまり体調が良くなく、ついでに午前中は天気も良くなく、予報では晴れだったのに雨まで降っていた。部屋で大人しくしていようと思っていたが、午後になって急に晴れてきたので、少し身体を動かすために、リハビリがてら近場で散歩することにした。
行き先を決めていなかったので、何となく足の向くままに歩いていたら、通りかかった団地の敷地で黒白を見つけた。
黒白というのは猫の中でもかなり多い毛色だが、保護色にも何にもならないこの色がたくさんいるのは一体なぜだろう。
さっきの黒白が逃げ、そこには長毛のキジ白がいた。これ以降、芋づる式(?)に次々に猫が現れた。
土手を降りてみると、雑木の生い茂る空き地にキジトラがいた。俺の気配を感じて逃げたらしいが、少し離れたところでこちらを見つめていた。
やっぱり野生色だけあって、茂みに紛れるとキジトラがいちばん分かりにくいなあ。
この子はとても臆病で、写真を撮るのにちょっと苦労した。しばらく道路脇の植え込みに隠れていたが、出てくるのをじっと待って、10分ぐらいかかってようやく撮れた。
そろそろ帰ろうと思って市境を跨ぐと、少し離れた隣の団地にも茶色いのが見えてしまった。見た以上は撮るなり撫でるなりしないと収まらん。……ということで、足音を忍ばせてやって来たら、茶色の代わりに鼻筋の通ったサビがいた。
あとを追ってみると、三毛は目が合うなり200mほど飛んで逃げ、残った茶トラはあっかんべー。