昨日の飲み会は割と速いペースで飲んだので、二日酔いを覚悟していたんだが、多少眠りが浅かったぐらいで今朝の気分は良かった。出かける気は毛頭なく、朝から家のことをしたり、サチコやマコちゃんと遊んだりして一日を過ごした。夕方になってすることがなくなり、録画しておいた岩合さんの猫番組を見ようと思って、滅多につけないテレビをつけたら、NHKでドリームワークス版の「長ぐつをはいたネコ」をやっていた。現代アメリカ映画しかもアドベンチャーしかもCGアニメなど、最も興味のないジャンルであり、どうせ勧善懲悪して最後にチューだろうと高を括っていたら、申し訳ございません。普通に面白かったです。
途中からしか見られなかったのでストーリーは省くが、猫の習性や所作がコミカルに描かれていて、思わず吹き出してしまったり、感心させられることが多かった。細かすぎて、よほど猫好きな人じゃないと分からないのではないかと思う場面も多く、そんな描写でお客に受けるのかと心配になるほどだった。残念なのは音楽で、フルオーケストラがsemple ffで鳴りっ放しなのがちょっとうるさい。ジョン・ウィリアムズ以降、あちらの映画の劇中音楽は派手になる一方で、聴くのも演奏するのもしんどい。ヘンリー・マンシーニぐらい大人しくしてくれると大変ありがたい。
さて、今日紹介するのは先月28日の夜勤前に会った猫たち。この日は和光最後の出勤日であり、俺の誕生日でもあった。薄雲がかかってやや白んだ戸外に出て間もなく、屋根の上からこちらを眺める猫を発見した。
身を低くして睨んでいる。よそ者が立ち入るような路地じゃないから、不審者臭ぷんぷんなんだろうな。
その後バスに乗って立川市内に入り、散歩を開始したのは14時すぎ。とある猫民家に差しかかると、敷地に集う2匹の猫が見えてきた。
傍らでは三毛が寝ている。……ように見えるが、ちゃんと薄目を開いている。
この家にはほかにも何匹かの猫がいて、中でもこの鉢割れ黒白は印象に残っている。まったく懐いてはくれないんだが、個人的にこの毛色がとても好き。ちなみに初めて会ったのは2012年6月に遡る。
こいつもまったく懐かないが付き合い(?)は長い。俺が街なかで会う猫は黒白が最も多く、紛らわしいので仮の名前をつけようと思いながら、何年も経ってしまった。今後は黒白1号と呼ばせてもらうことにする。
黒白1号の近所には長毛キジトラがいた。日差しが頼りないから、なかなか温まらないねえ。
被毛に土埃がついている。直前までごろんごろんしていたものと思われる。
向かいの家の濡れ縁にも1匹。この時間はみんな眠そうにしているな。
最後の1枚は今日のサチコ。少し早いような気もするが、今日は暇に飽かせて猫草(燕麦)の種を蒔いた。新たに用意した細長いプランターは、そのままだと格好の猫トイレになってしまうので、金網を被せてガードしている。このプランターが青い猫草で覆われるころには、恐らく桜も咲いているだろう。