夜勤が明けて外へ出ると霧状に雨が舞っていて、バスを待つ間にも何度か眼鏡を拭かなければならなかった。以前も書いたが、俺やカメラ本体が濡れるのは良くても、レンズに水滴がついてしまうと、広角側で撮影した時にはっきり写り込んでしまうので、こういう降り方は具合が悪い。大人しく散歩もブログもお休みしにしようかなと思いつつ、とりあえず多摩センターから立川北行きのモノレールに乗った。
多摩モノレールの最高速度は65km/hと遅く、車窓につく水滴がどのぐらいの雨量を現しているのか分かりにくい。まっすぐ家に帰るなら、終点の立川北で降りてバスに乗るつもりだったが、迷った末、一つ手前の柴崎体育館で降りて、家まで歩くことにした。バス通りから離れないようにすれば、雨が激しくなっても、それほど濡れずに済むはずだった。
歩き出して間もなく、とある定点の猫民家で今日の1匹目を発見。
早くもバレている。毛色はキジトラ白に分類したが、この家の猫たちは霜降りが多く、もしかしたらこの子もそうかも知れない。
ケモノチックな細い目! この品定めするかのような目つきがたまらないんだよねー。
次の猫も高いところ。ややもすれば降り出しそうな天気なのに、みんな隙を見つけては上に登るのね。
ちょっと写真を撮りに来ただけだから、引き続き寛いでくださいな。
一応顔馴染みのつもりなんだが、突然現れた手ぶらサラリーマンを誰何するような顔つき。この子たちにはきっと真夏もお世話になると思う。