この5年あまりの猫散歩で、最も気温が高かったのは36.5℃だった。台風が通過して、フェーン現象により高温になることが予想されていたため、今日はそれを超えるのではないかと密かに期待していたが、蓋を開けてみたらそれほどではなく、最高気温は36.0℃に留まった。
とはいえ、快晴の猛暑日に歩き回ったら危険なことに変わりはない。コースはごく短く、西国立駅の近くを一回りするだけにして、15分おきの休憩と補水を励行することにして散歩に臨んだ。
完全な空振りも覚悟していたが、自転車で家を出て間もなく、茂みの向こうからこちらを睨む視線に遭遇。まったく予想していなかったので、少しのけぞってしまった。
いるとしても、伸び切って気絶しているようなのばかりだと思っていた。むしろ俺よりしゃんとしているな。
最も気温の上がる13時半から45分間の散歩で、最初に立ち寄った猫路地。日陰からこちらを見つめる視線が分かるかな。
ここにも1匹。こんな暑い日に猫なんかいないと思っていたが、意外に出ているものだな。
離れるとまた戻って伸びる。これを繰り返しているうちに、暑さでくらくらしてきたので諦めた。ちなみにこいつは以前も何度か見かけた子(例えばこちら)。
猫拠点を回ればそれなりに会えそうな気がしてきたが、あまりの暑さに俺の体が悲鳴を上げ始めたため、最後に学校裏の猫アパートに寄って終わることにした。外階段で黒白が涼んでいる。
目つきの悪い2匹に見送られて、日陰を選びながら西国立駅に戻った。今夏の暑さは今日あたりがピークではないかと思っているが、どうなることやら。