仕事は明日までお休み。今日は午後から妻の通院に付き添う必要があり、8時半すぎから2時間だけ猫を探しに出かけてきた。先日は新規開拓のため八王子の市街地を歩いてみたが、何度も同じことを繰り返すのは飽きるので、今日の散歩は通勤途上でも簡単に立ち寄れる京王片倉~北野の里山にしてみた。片倉駅の周囲は割と歩き尽くしているが、それ以外の場所には足を延ばしたことがほとんどなく、天気にも恵まれて新鮮な気持ちで散歩することができた。猫の方も割と好調で、見知った子もそうでない子も各種取り混ぜて会えたので楽しかった。
初っ端は睨まれて始まった今日の散歩。この子は顔見知りの茶渦君。
カメラを少しパンすると、南向きの壁際に母もいた。上の写真にも少しだけ写っているけど。
関係性不明のキジトラは少し離れたところで日なたぼっこ中。カメラを向けたらきょとんとしていた。
臆病な黒はすぐに逃亡し、残されたキジ白はこちらの出方を窺っている。人んちなんだから何にも起きないって。
里山は春の陽気でぽかぽか暖かく、あちこちにオオイヌノフグリの群生ができていた。斜面の向こうに茶色いのがいる。
草葉の陰で待機してみたが、警戒してなかなか近寄ってこない。一旦引くか。
10分近く待ってようやく出てきてくれた。野花の中でいちばん好きなオオイヌノフグリと茶トラが撮れたよ。ありがとー。
オオイヌノフグリの群生を見ると、超巨大公園のフォーン君を思い出す。あの原っぱはもう大きな建物が建ってしまって、あの子を忍ばせるものは何も残っていないのだろうな。
里山から住宅街へ下りて、次に立ち寄ったのは定点の猫拠点。サビが1匹ごろごろしていた。
去年の暮れに会った時は風邪で辛そうだったが、だいぶ良くなったようだ。猫にとって日本の冬は本当に辛い季節だよな。
サビの寛ぐ駐車場の近くには茶トラもいた。いつものギターケースで休んでいるのかな。
片倉の猫たちと別れ、北野駅に向けて歩いていると、民家の庭から視線を感じた。
こちらに興味津々のようだけど、リードが引っかかって近寄ってこれないみたい。
最後に、オオイヌノフグリという残念な名前の花が、外国でどう呼ばれているか調べてみた。英語ではPersian speedwellとかVeronica persicaとか言うらしいが、後者は学名だからラテン語由来だろう。中国語の場合は波斯婆婆納か阿拉伯婆婆納でいいようだ。オオイヌノフグリは標準和名なので大狗的睾丸と直訳してはいけない。