いちいちここには書いていないが、会いたくて何度も足を運んでいるのに、なかなか会えずにいる猫が常に何匹かいる。某巨大神社下のキジ白マダムもその一匹で、5月初旬を最後に姿を見ていない。散歩のついでに何度か立ち寄っているほか、最近は車で福生や羽村へ行く用が多かったので、そんな時はわざわざ旧街道を通って境内に車を止め、神社下の路地を覗いてみたりもしたが、いつも空振り。以前は猫の幅だけ開いていた婆さん家の玄関ドアが、しばらく前から閉ざされたままになっているのが気になるが、ここ10日間ほどは忙しくて行けていない。
今朝の出勤前の散歩は、そんな安否確認の一環で、立川駅付近を1時間半ほどかけて歩いてみた。最初に立ち寄った人妻三毛ちゃんの庭は今日ももぬけの殻で、次に向かったのは上矢印ちゃんの家。こちらには3匹の猫がいた。
直前までくっついて丸くなっていたのに、カメラを向けたら揃ってお座りしてくれた。俺たちきっといい友達になれると思うんだ。
「君はアプローチが性急なんだよ。IWGさんの爪の垢を煎じて飲むといいよ」
玄関に張り付く2匹の猫発見。久しぶりに猫旅館らしい場面に遭遇したな。
以前より減ったとはいえ、ここを頼りにしている猫は多い。ほかにも見えないところに潜んでいるものと思われる。
お澄ましした茶トラ白を撮影している間にも、車の下から三毛が飛び出てきたり、背後をキジトラが通過したり、取りこぼしが多数。今朝も暗くてモチベーションが上がらず、そういうのはみんなスルーした。
ここは以前勤めていた会社の通勤路だが、その時でさえ、こいつには1年半の間に3回くらいしか見なかった(初回は2011年8月)。転職してごくたまにしか通らなくなったのに、2週間ぶりに来てまた会うとは思わなかった。猫の出現パターンというのは本当に予測不能だ。
去年10月以来の七三ファミリー婆さん。隣地で進むマンション新築工事の休工日を狙って、しばらく会っていない母を訪ねて来たら、代わりに婆さんがいた。ぜんぜん会えなくなって、ほとんど諦めていたので、思わず「婆さんだー」という台詞が口をついて出るほど驚いた。