先日来の異常高温のピークとなった今日は、熊谷で我が国の観測史上最高となる41.1℃を記録したほか、青梅では東京都として初めて40℃を超えるなど、高温に関する記録が各地でいくつも更新された。俺の猫活動エリアである八王子アメダスも、1984年に記録した39.2℃をわずかに超え、観測史上最高の39.3℃を記録した。
猫散歩はもはや無我の境地となった。ほとんど40℃に近い野外を1時間半も歩き回るなど、バカが突き抜けた感じで今はとても爽快な気分だ。登山家はそこに山があるからこそ遭難の危険を顧みず山に挑むそうだが、愛猫家だってそこに猫がいるなら会いに行かなければならない。むしろ山は動かないのに対して猫は逃げるわけだから、ミッションとしては猫の方がより困難である。
そんなわけでスタート地点の東中神駅に降り立ったのは12時半。普通レベルの猛暑日なら、木陰や庭石の上で伸びるなどして凌ぐこともできようが、猫の体温すら超える気温となると、もはやそのような場所にさえ猫の姿はなかった。
結局街なかで見かけることはなく、今日最初の猫となったのは某巨大公園のスーダラ1号。散歩開始から50分後のことだった。
撫でられ業務は休業のようだ。こんな日に自転車漕ぎに来る物好きなんていないわな。
暑すぎて朦朧とするスーダラ君。濡らした手で被毛を梳いてやったら、気持ち良さそうにぐわーと伸びた。
見えるところにはいないだろうと思ったが、念のため人妻三毛ちゃんちにも寄ってみた。
シルエットが三毛ちゃんじゃないような気がしていたけど、やっぱりそうだったか。まあ何にせよ暑中お見舞い申し上げます。