台湾猫旅から帰って以来連休がなく、やっと巡り来た明日のお休みも一日だけ。少し疲れが溜まっているが、7日から三連休なのでもう少しの辛抱だ。馴染の猫たちへ無沙汰を詫びにも行きたいが、台湾で撮った写真の整理が山ほど残っているし、一日だけのお休みではなかなか腰が上がらない。加えて今年の冬は例年よりも気温が高く、冬晴れの日が少ない。そんな日に出かけても猫を見つけにくいので、どうしても出不精になってしまう。踊り子さんや妹分たちは元気にしているだろうか。
今日は夜勤明けということで、10時すぎに職場を出て唐木田駅に向かった。ちょうど上空を帯状の雨雲が通過していて、小雨がぱらついていたが、傘を差すほどではなかった。先日の夜勤明けの時、いつもと違う道を通ったら猫に会ったので、今日もそうしたら、再び猫がいた。
先日、この街で3年ぶりに猫に会い、それから2週間もしないうちに別の猫に会う。一本隣の路地を通るだけでこんなことが起きるのだから、猫の縄張りというのは想像以上に精緻なのだなあ。
中野島をスタートしたのは11時ちょうど。依然として小雨のぱらつく中、定点の猫拠点で白と三毛を見かけた。
知ってるよ。去年の夏、いちゃついてるところ見たもん。
目が合った途端、立ち入り不能の暗渠へ逃げてしまい、「ここまでおいでー」的にごろーん開始。
二ヶ領用水付近のとある路地。アパートの敷地にキジトラが佇んでいた。
カメラを向ける俺を訝しそうに見つめている。なかなかいい毛並みのキジトラ。
なので、もういっちょ。猫のカッコ良さって、結局キジトラに収斂するよな。
雨が止んで日が差してきた。コートを着て日差しに当たると散歩が苦行になるので、足早に稲田堤駅に向かっていると、前方に黒白の物体が見えてきた。
君はずいぶん前、西のほこらで見かけた子だね。元気そうで良かったよ。
軒下の黒白は動かない。冬とは思えない暖かさでも、猫にとってはやや寒いのだろう。