このブログはあと3週間ほどで開業11周年を迎えるが、それよりも長い付き合いの猫が少ないながらも何匹かいる。つまりブログを始める前からの知り合いということだが、そのころはカメラを毎日持ち歩く習慣がなく、ガラケーの粗い写真を残す気にもならかったので、猫を見かけても素通りすることが多かった。しかしたまにハイキングや旅行で外出する時など、買ったばかりの一眼レフやコンデジを持ち出すことがあり、その時に偶然猫を見かけて撮ったのがごく少数残っている。現時点で存命が確認できている知り合い猫のうち、最も古いのは2009年6月10日に初めて会ったキジ白3号で、その次が2010年3月22日のシャム混1号。つまり昨日はキジ白3号に出会って14年目というおめでたい日だったので、一日遅れながら今朝の散歩で訪ねてみることにした。元気にしているなら家の前で舌を鳴らせば出てくるはずだ。
今日は出勤時刻が9時なので、キジ白3号の住む拝島に滞在できるのは7時半が限界。少しでも長くいられるよう5時半すぎには家を出たが、トロい南武線と青梅線の組み合わせなので、14km離れた拝島駅に到着したのは約40分後。天気も冴えなかったが、肝腎のキジ白3号は舌を鳴らして1分後には飛び出してきた。これでもいつもより少し時間がかかった方。
毛並みからすると調子は良さそう。こいつは一体いくつなんだろうなあ。
ここ何年かはこの場所でモデルになってもらっている(こちら)。今年は例年よりもお花が少ないようだ。
美味しいカリカリをいつもより多めに与えて、その場を辞去した。
今日いちばんの目的を果たしたので、残り時間はまったりと旧々々居の周りを歩いてみた。遥か前方に朝ご飯待ちと思しき猫が座っている。
面倒を見ている人によれば、朝夕のご飯の時間だけ現れるそう。その他の時間をどこでどう過ごしているのか知る人はいない。
こちらはとても久しぶりな再開発ファミリーの猫拠点。猫を見かけることは滅多になくなったが、紫陽花は咲いているはずと思って覗いてみると、両方同時にカメラに収まったでござる。
建物を一回りして戻って来たと思って撮った写真。その割には10秒ぐらいしか経っていないので、不自然さは感じていたんだけれど……。
やっぱり別人でしたー。鼻黒の黒白は2019年6月以来の3年ぶり。ほかのメンバーも元気にしていればいいんだがなあ。
舌なんか出してコケティッシュに振る舞ったって騙されないぞ。君がいたずら者なのはお見通しだ。
「7年も前のことをまだ言うか」
現在、いたずら者の黒白は安住の地を見つけて安穏と暮らしており、その家の玄関先では別の猫が朝ご飯を待っていた。
今日の猫は以上。ちょうど1時間、2.4kmという短い散歩だったが、懐かしい顔も見られてとても楽しかった。