3月3日の健康診断で肥満度が過去最低の-16.5%と算定され、もはや日常的な努力で太ることは不可能だということが分かってきた。若ければ痩せてすらっとしていた方がモテるだろうが、中年以降の痩せすぎは「頼りない」「病弱」「貧困」などなど、良いイメージがないように思うので、俺はもう少し太りたい。しかしここ数年は猫関係業務のせいでさらに痩せた。
猫探しはまだしばらく続けるつもりだし、もともと痩せの大食いだからこれ以上は食べられない。となればもうこの方法しかなかろうということで、秘奥義・禁煙の術を使ってみることにした。煙草を吸わなくなってから今日でちょうど1週間経つが、まだ体重は増えてこないし、食べものが美味しく感じられるようにもならない(ただしこれはそもそも美味しいものを食べていないからかも知れない)。煙草銭がかからないのは助かるが、太らなければ続ける意味がないので、1ヶ月経っても体重に変化が見られなければ、ほかの方法を考えることにする。
記事の方は予告通り昨日の続きから。拝島を出発して1時間ほどが経ち、とある住宅街で見覚えのある2匹に遭遇したところまでが前回。鉢割れの黒白は前回紹介したが、べっ甲柄の方も、ここを通るとほぼ確実に見かける子だ(例えば先月)。
とある民家で毛繕い中のキジトラ発見。庭いじりに出ていた親父さんに挨拶して、接近してみたところ。
おっ、股間に可愛らしいものが見え隠れしているので、君は男の子だな。
近くに飼い主がいるせいか、カメラに慣れるのも早い。徐々に姿勢が崩れてきた。
兄妹と思しき2匹は顔の輪郭がそっくりだが、目の色はイエローとゴールドでちょっと違うね。白猫を飼うって、なんか神秘的なイメージだなあ。
あ、この2匹、顔見知りだった。今日はこっちで休んでいたのね。
せっかく来てくれたのに悪いんだけど、手ぶらなんだよ。俺の噂を聞いたことがあるだろう?
「手ぶら野郎の噂は聞いてるけど、僕はただ君と遊びたくて出てきたんだよ」
感涙にむせびつつキジトラと遊んだあとは、予定通り福生の西友に寄って、ジンギスカン用のラム肉とベルたれを買ったほか、ここ何日かで急に暑くなってきたので夏の服も少し買って、大荷物で地元に戻ってきた。
自転車で家に向かいつつ、猫溜まりの避暑地に顔を出してみると、先日も見かけた茶トラ白が門柱の上で寝ていた。
猫にとって最も眠い時間帯。人の気配に気づいてはいるようだが、目が開かない。なお、この機会に性別を確認したところ、女の子だったことが判明した。
目を閉じる前に指を一舐めしてくれた。夏は日差しが過酷なトラ子パーキングだが、まだ車の下に潜るほどではないようだ。