昨日まで四連休で、今夜の夜勤が終わればまた一日お休みなので、もし今夜仕事をバックレていたら、七連休になっていたはずである。そうしなかったのは、休んだってどうせどこへも行けないし、通勤という大義名分があればある程度の寄り道は許容される(と思っている)からで、職務に対する義務感や使命感からではまったくない。
今日は少し開拓を進めようと思い、西八王子から武蔵野陵(昭和天皇陵)方面へ向けて7.2kmほど歩いてみた。結果はまったくもって芳しくなく、保険で立ち寄った猫拠点の3匹のほかは、顔見知りの団地猫に再会できたくらいで、開拓区間では1匹の猫も見つけることができなかった。気配の濃い場所はいくつもあったが、好天の日中はみんなお昼寝に入ってしまうので、なかなか見えるところには出てこない。来月からは日勤が増えてくると思うので、朝の散歩でまた頑張る。
正午前、自宅から駅に向けて自転車を漕いでいると、巡回中のキジ白に行き会った。
特徴的な塗り分けのキジ白。早朝に見かけたことは何度かあるが、真っ昼間は初めて。
西八王子をスタートしたのは12時半。休載を避けるために立ち寄った猫拠点も、猫の姿はぽつぽつ見られる程度で、大方はお昼寝に入っているものと思われた。塀の上にいつものがいてくれたから助かったけど。
最終的にはいつもの真ん中分けが残った。近所の人によれば、もう1匹とは兄弟だそうだ。
次の猫はちょっと見えにくい場所にいて、諦めようとも思ったが、このあとの開拓で1匹も見つけられない可能性があるので、念のため撮っておいた。そもそもこの時間帯、あそこから出てくることはあまりない。
その後、高台の大きな団地に至るまでの1時間、犬以外の四肢動物を見かけることはなかった。ようやく見つけた次の猫もこの有様で、ツイていない時というのは何をやってもダメだ。
青い目の長毛白は去年10月ぶりの三度目。初めて会ったのは2017年暮れだったが、近くに新しいアパートが建って、住人が皆そちらに移ったため、やや毛並みが荒れてきているようだ。
サバ白も去年10月ぶりの顔見知り。恐らくこの毛色はティッピングが生じていない、本来の銀トラだと思う。
みんな地面でまどろんでいたところ、舌を鳴らしてモデルになってもらった。お昼寝中にお騒がせしてホント済みませんね。
引くとこんな感じ。空き家のアパートをいつまでも放置しておくとは思えないので、近いうちにこの猫溜まりにも終わりの日が来るだろう。あの梅の花が咲くのもこれで最後かも知れない。
かつて庭だった場所を一回りして戻ると、サバ白の向こうに三毛が増えていた。
この子も知り合ってから4年経つ。最初に見かけた時から毎回必ず同じ場所にいて、背中の向こうに見えるトロ箱も当時からあった。やっぱり猫って簡単には縄張りを変えないんだな。
2019年1月に同じ場所で撮った写真がこちら。今日の散歩の後半は過去の記憶をなぞっているかのようだった。