昨日は東京で桜が開花したとのことで、これは1953年の統計開始以来1位タイの早さだそうだ。
気象庁が言うところの「東京の桜」というのは、靖国神社に生えている1本のソメイヨシノで、標本木の指定を受けたのは今から55年前の1966年。20世紀以降、東京の平均気温は上がる一方なので、この記録は今後も少しずつ塗り替えられていくだろう。
一方、多摩地区には気象庁の標本木は存在せず、俺の行動範囲だと八王子市が独自に定めている標本木が参考になる。こちらは例年なら都心よりも1週間~10日ほど遅れて開花するが、今年は3月に入ってから気温の高い日が多く、今日の散歩であちこちの桜を見て回ったところ、すでに蕾が綻んで花びらが開いている枝がいくつもあった。今日は19.6℃まで気温が上がり、明日は23℃まで上がるそうだから、もしかしたらもっと早く開花するかも知れない。
春爛漫の猫散歩は拝島から。夜勤前なので真っ昼間に歩き回ることになり、気温が上がって大方の猫はお昼寝に入っているものと思われたが、それでも何匹かは見えるところにいてくれた。
2階で寝ていた黒に怒られて、立ち去り際に振り向くと、いつの間にか1匹増えていた。
猫マンションの猫も、こんな感じで日陰に引っ込んでいる。このころ気温は18℃ほどで、俺の考えている閾値よりもやや低いが、これからお昼寝しようというのだから、暗い方がいいのだろう。
こいつはお昼寝ではなく警戒して出てこないだけ。ちなみに普段はこんな風貌。
とある公園で桜の蕾を見て回っていると、カメラを持った人がたくさん集まって、誰もがバズーカみたいな立派なレンズをつけていた。鳥が対象ならもっと密やかに行動するはずで、これらの人たちが狙っているのは、横田飛行場に飛来する飛行機なのだった。オスプレイでも飛んでくるなら俺も撮ろうと思っていたが、10分ほど待ってようやく現れたのはE-4Bナイトウォッチと呼ばれる機体で、あとで調べたらアメリカの国務長官と国防長官が乗っていたようだ。
こちらはE-4Bの次に飛来した単なる輸送機。予想よりだいぶ低空を飛んでいて、思いっ切り樹木に被ってしまった図。
猫なのでシャッター音にも即座に反応する。まどろみの時間を邪魔されて抗議の眼差し。
最後の猫は民家の裏庭で遭遇。ここで猫を見るのは二度目で、1ヵ月半前には黒白がいた。
誰かと思ったら顔見知りの三毛ちゃんだった。ねぐらにしていた家が空き家になってからというもの、まったく見かけなくなっていたが、いつの間にか新しい家に面倒を見てもらっていたらしい。最後にカメラに収まったのは2018年5月。おトイレ中の背後に黒白も一緒に写っていたので笑ってしまった(こちら)。