今日は雷を伴った大雨になるとの予報だったので、こまこま散歩に赴く予定を急遽変更して谷保から立川方面を自転車で回ってみた。こちらも桜を眺めながら猫を探す定番のコースだが、以前とは猫の分布がだいぶ変わってきていて、今日はついに谷保の公園から桜の巨木の猫民家にかけてまさかの全滅。かつての盛況からすれば潮時を痛感せざるを得ない淋しい結果だった。
とはいえ桜を抜きにすれば悪い内容ではなく、中でも嬉しかったのは武蔵とクロエさんがセットで現れるようになったこと。日中の出現率が低いのは変わらないが、日の出が早くなってきたお陰で朝は高確率で見かけるようになった。問題なのは俺が朝の散歩をサボりがちなことで、今日などもスマホのアラームをキャンセルするところまで行ったが、すんでのところで思い直して布団から出たくらいだ。
路地の向こうで武蔵が顔だけ出している。早起きしたらいいことがあるって忘れてたよ。
でもこの手の顔が猫界でモテるかどうかはまた別問題。黒煙ちゃんがいなくなって2年以上経つのにまだ向こうを気にするんだから、よほどこてんぱんにやられたんだろうな。
冒頭書いたように出だしは不調で、1匹目に遭遇したのはスタートから1時間後。電器屋の看板猫改め「元看板猫」が室外機に乗っかっていた。
店を畳んで看板を撤去してからというもの、ベランダの奥から出てこなくなった元看板猫。以前みたいに近くへ来てくれるとありがたいんだけど、もしかして自分も引退したつもりでいるのかしら。
公園のトイレで用を足して外に出ると、いつの間にか常駐のキジトラが出てきていた。
先月来た時は100mほど離れた学校裏の猫アパートで寝ていたけど、このリラックス具合からすると本拠地はあくまでここのようだ。
学校裏の猫アパートは以前の住人がいなくなって、しばらく空き家になっていた。やっぱり猫ってライバルが減ると縄張りを広げるんだなあ。
人懐っこい子だけど、カメラを向けるとしょっぱい顔になっちゃう。大きなレンズは苦手のようなので、スマホで動画を撮ってお茶を濁した(こちら)。
出会って13年目になるキジトラのくたびれ具合を気にしつつ、さらに進んで細い通路を覗くと奥に黒が佇んでいた。
クーちゃんかと思ったけど雰囲気が違うな。
この辺りの黒というとクーちゃん以外には思いつかない。以前は何匹もいたけど、今はあまり来なくなったので状況が分からない。
朝帰りと思しき猫がこちらにお尻を向けて歩いていた。ちょっと待ってー。
誰かと思ったら顔見知りのキジトラだった。去年6月に見かけた時は痩せちゃって心配したけど、この1年ぐらいでだいぶふっくらしたようだ。これなら初めて会った2018年11月の体形とほぼ同じ。
犬用コマンドを使われたのが気に入らなかったのか、地面に飛び降りて物置の下に隠れてしまった。こちらを咎めるような顔つきで、いくら呼んでももう動かない。