朝起きて机に向かったら、目の前の窓から眼下に広がる家々の屋根が真っ白になっていた。しかし電車が止まるほどの雪ではなかったので、いつも通り6:20に家を出た。東京に着いて赤レンガの駅舎から出ると、外は細雪になっていた。積もるにはほど遠い、ささやかな雪ではあったが、散歩には辛い天気だ。これじゃ猫はいないかなと思ったが、会社に行くには早すぎるので、運河沿いの遊歩道で缶コーヒーを飲みながら一服した。
運河には屋形船などが雑然と係留されていて、その中にはどういうわけか猫ボックスが積まれているものもある。しかしそこで猫を見かけたことはまだなく、今朝も空っぽだった。一服を終えて月島の街をとぼとぼ歩いていると、道路の隅でいつもの茶トラ白がじっとしていた。
お昼休みはよく晴れたので、再び月島に散歩に出かけた。町なかに無数にある細い路地を一つ一つ覗いていたら、ようやく茶色いのを1匹見つけた。
こういう路地は風情があっていいが、晴れていても日が差さないので写真は撮りにくい。曇りの日の方がきれいに写るかも。
盛大な尿意を我慢しながら歩いていると、街角で日なたぼっこしているのがいた。