今日は仕事帰りに髪を切りに行くつもりだったが、あいにく13時半までほかの予約が入っており、夜勤明けの身でそれまで待つのは辛いので次回に持ち越した。2017年暮れに見つけた平山の床屋で、平山から分倍河原へ引っ越した今も1ヶ月半おきくらいのペースで切りに行く。離れた街の床屋に通ういちばんの理由は上手だからだが、平山には猫ヶ丘という猫の巣窟エリアがあり、髪か猫かの用事で定期的に訪れることはむしろ望ましいからでもある。ただ平山にはほかにも定期的な用事があるので、最近はもっと近い床屋でもいいのではないかと思うようになってきた。特に聖蹟桜ヶ丘で猫のいる床屋(こちら)を見つけてからはその思いが強くなったが、俺のようなありふれた髪形でも、それなりに床屋の腕を頼りにするところはあるので、猫がいれば何でもいいというわけにも行かない。実際、秋津時代に通っていた地元の床屋が廃業してからしばらくは、気に入った店が見つけられず、平山の床屋に巡り合うまで3年半も彷徨った。
まあそんなことはどうでもいいんだが、そういうわけで今日は散歩をお休みしたので、先月24日から1泊2日で出かけた会津猫旅の最終回を載せる。想像以上に賑やかな市街地では思うように猫を見つけられず、既知の猫駐車場の猫たちに登場願ったのが前回まで。猫温泉以来の美人三毛ちゃんとも嬉しい再会を果たしたのだった。
にゃあにゃあと騒がしい駐車場の気配を察して、猫はさらに増えて行く。
とはいえせっかくの会津旅。市内をもう少し歩いてみたいので、そろそろお暇しようかな。
今年も猫温泉に行くと思うので、そのついでにまた遊びに来るよ。三毛ちゃんも元気でいてね。
帰りの高速バスは会津若松駅前を16:00に発車する。まだ4時間半もあるが、朝から一度も休憩していないし、鶴ヶ城の方にも行きたいし、今回の目的の一つであるラーメンをもう一度食べてから帰りたい。ホテルの朝食のお陰でまだお腹が持ちそうだったので、もうしばらく街なかを歩いてみることにして10分余。路地に分厚く積もった雪の上に猫がいた。
とあるアパートの壁際で日に当たる猫発見。冬の会津には珍しく、この日は終日青空が見えて穏やかな天気だった。
驚いたように目を丸くする黒。念のため呼んでみたが近寄ってはこなかった。
こちらは緑道のようだが、除雪車が入らないので、さながら「白道」になっている。猫は3匹かな。
東屋には南向きの猫たち。上の写真の3匹とは構成が異なるようだね。
長毛キジ白は整った顔立ち。少しだけモデルになってくださいな。
ベンチでコケティッシュに振る舞う黒。黒なので確証はないけど、さっきアパートで日に当たっていた子かも。
鶴ヶ城と猫という組み合わせで写真を撮ることはできなかったが、近所の猫に会うことはできた。実はここ、去年10月にも来たことのある場所。
その後、予定通りラーメンを食べて時刻は14時半。会津最後となる猫が行く手に立ってこちらを振り向いていた。
10分ほど尾行して、何とか最後にアップを1枚。このあとも30分あまり歩いて、会津若松駅に到着したのは15:07だった。6時間15分、16.4kmという長い散歩だったが、距離もさることながら大部分が雪道だったことと、それを長靴で歩いたことで、下半身はだいぶくたびれていて、駅のベンチに腰を下ろしたまましばらく動けないほどだった。北海道仕様の長靴は高性能で、雪道で滑って転ぶようなことも、足が冷たくて辛い思いをすることもなかったが、長距離を歩くように最適化されてはいないので、途中から靴の先に指が当たって少し痛かった。
今年に入ってから、水上、小田原そして会津と遠征が続いたが、どこへ行っても街並みや猫たちの存在に魅了され、もう一度訪れたいという気持ちにさせられる。コロナで海外渡航ができなくなるまでは台湾ばかりに目が向いていたが、こうした国内の中距離の猫旅は体や財布にも優しく、再訪も容易なので、むしろ出会いを広げるにはいい機会だったかも知れない。
次の会津は秋かな。