青空を拝んだのは何日ぶりのことだろう。予報されていたこととはいえ、最近まともに当たったためしがなく、半信半疑で迎えた朝の窓辺には日差しで影ができていた。今日は夜勤で、猫関係業務を遂行するためお昼すぎに家を出ると、どこのバルコニーも大量の洗濯物や寝具、座布団、履物、床マット、猫ベッドなどなど、あらゆるものが干してあった。全体的に雲が多くて湿度も高く、決して洗濯日和とは言えないが、それでも家じゅうのものを外に出すほど、みんな青空に飢えていたのだろう。我が家も昨夜のうちにタオルケットや床マットを洗って干しておいたが、家を出るまでには乾かなかった。明日の午後からまた雨だそうなので、それまでに乾かなければ、またコインランドリーに行かなければならない。
猫散歩は先日の続きとなる中神から昭島まで。少し遠回りしながら駅に向かっていると、とある広場の隅で茶トラ白が涼んでいた。日陰なので分かりにくいかな。
背中に茶色のマントを背負っているような毛色。真ん丸な目で分かる通り、このあと直ちに逃亡した。
美人さんの妹。ねぐらの駐輪場からわざわざ150m近く歩いてお昼寝に来ているらしい。よほどここが気に入っているんだな。
散歩開始は13時すぎ。先日の散歩で時間切れになった猫喫茶前に行ってみると、敷地の奥で2匹の猫が気絶していた。
臆病な大白斑はさっさと逃亡。残った方は先日の散歩で最後に会った子。
まあ青梅線なんてのは、観光にでも来ない限り乗る機会はないし、ましてや昭島市なんて、2007年に引っ越してくるまで、存在すら知らなかったくらいだ。また会えるかどうか分からないけど、元気で暮らせよ。猫喫茶のママさんにもよろしくな。
雨が続いたせいか、鼻に白癬が出ている。もうすぐ10月だというのに、鬱陶しいよなあ。
サバヅラ兄弟の住む猫民家にやって来た。階段で休んでいるのはイエローアイかな、それともオッドアイかな。
初めて会ってから4年あまり、近寄った分だけ逃げる子だったが、今日初めて指の匂いで挨拶できた。最初で最後かも知れないのが悲しいぜ。
それじゃお昼寝の続きを。相方のオッドアイは不在だった。
その後しばらく猫影が絶え、次の猫に遭遇するまで30分ほどかかった。道路の向こうから茶トラ白がやって来たところ。
しゃがんで茶トラ白を眺めていたら、民家の敷地から白が飛び出してきた。
すごい勢いで懐いてくる子。たぶんもう二度と来ない道で、こんな子たちに会うのは切ないな。
気持ち良さそうに転がっているから、大丈夫だと思ったのに、この有様……。
……で、何とかアップに成功したのがこの写真。長毛黒なので分かりにくいが、見たことあるかもと思って調べたら、2014年2月に会った子のようだ。このあたりの路地は道幅が狭く、車もそんなに入ってこないから、猫には住みやすいのかも知れない。そんな場所が引っ越し先にもあればいいな。