今度の引っ越しは近隣の騒音が原因で、この手のトラブルは下手を打つと地獄を見るため、早々に決断した。本来しなくても良い引っ越しということもあり、決めるのは早かったが、前回に比べると非常に腰が重い。たまたま10月初旬に夏休みを取ってあったので、本番日はそこへぶつけたが、休暇はあと1~2日しかないし、引っ越し以外にも予定はあるし、スケジュールがタイトすぎて泣きが入っている。
この街の猫たちとも親しくさせてもらっていたが、次に住むのは京王線沿線なので、青梅線沿線を散歩する機会は今後ほとんどなくなる。たまに訪れるとしても、せいぜい立川~西立川あたりが関の山で、もっと奥の拝島や福生、あるいは駅から離れた猫拠点には、なかなか行けなくなる。知り合ってから長い子も多いが、急に決めた引っ越しなので、悠長にお別れをする時間もない。
今日紹介するのは、昨日の朝、出勤前の散歩で会った子たち。時間のない中ではあるが、雨が上がって涼しかったので、少しでも名残を惜しむことにして、自宅~中神駅を歩いてみた。
最初に立ち寄ったのは青2号の路地。ただし最近は青2号よりキジ白子猫に会うことの方が多く、この日も側溝から小さな顔が覗いていた。
この子は16日にも見かけたばかり。警戒心が強くて、なかなか近寄らせてもらえない。
そんな様子を隙間から眺めているのもいた。この子も子猫兄弟の一員かな。
こちらは大きなキジトラ。先日見かけた子猫が少し成長したのかと思っていたが、近寄ったら普通にでかかった。いくら何でも別猫。
たぶん2回目のキジトラ。家から歩いて数分のこの辺りは、とてもたくさんの猫が暮らしているらしいが、会社と逆方向ということもあって、あんまり開拓できなかった。
少し鼻の潰れた顔立ちの子。ペルシャ顔の血が混じっているのかな。
道端からこちらを眺めていた茶トラ白。背後の車のワイパーが動いてびっくりしているところ。降りる時に止め忘れたらしい。
この子は人懐っこすぎて、一緒にいると動きが止まらなくなる。朝で暗いこともあり、写真を撮ってもどうせブレるので、動画でお茶を濁すことにした(こちら)。
何とか止まったところを最後に1枚。こちらに気づくとすぐに駆け寄ってきて、山羊的な声で鳴きながら、ぴったりついて回る子だった。名残惜しいが、お別れだ。
かーちゃんと別れてさらに行くと、キジ白が道端に佇んでこちらを眺めていた。似たようなパターンが続く日だな。
近寄ったら車の下に引っ込んだので、物陰に隠れて出てくるのを待ってみた。5分ほど頑張った成果がこちら。
この団地は建て替えが進んでいて、猫たちのいた棟は、すでに立ち退きが完了している。今後ここを訪れるかどうか分からないが、もしまた来たら、その時はアパートも自転車置き場もなくなっているだろう。この子たちの行く末は、俺には分からない。
最後に見かけたのは中神の猫喫茶に住むキジ白。できれば昭島まで足を延ばしたかったが、時間がなくなったので、この日の散歩はこれで打ち切った。中神駅付近はいずれ機会を見つけてまた来る。