拝島に住んでいたころは自宅の玄関まで遊びに来るほどだったキジ白3号も、遠くへ引っ越してからは1~2ヶ月に一度、仕事前に短い逢瀬を楽しむくらいしかできなくなった。引っ越し直前の2015年10月に見かけたあと、次に会うまで3年近く開いた時期があったが、親しくなったのはむしろそれからだった。拝島時代の自宅の周囲は隣家のフルアーマー・ゴージャス猫が幅を利かせており、玄関前に出しておいたカリカリ皿をひっくり返されるなどしていたし、我が家にも気難しいのが2匹いるので、三和土まで入ってきたキジ白3号を中へ招き入れることもできなかった。
しかし今、生存確認ができている中で最も長い付き合いなのはキジ白3号なのであり、お互い元気なうちは会う機会を少しでも多く設けたい。そしてもっとゆっくり滞在して、気の済むまで撫でくり回したい。予定では一昨日の夜勤前に赴くつもりだったが、曇っていて北風が強かったため延期。日差しの降り注ぐ暖かい日なら猫の機嫌もいいし、近所のシャム混1号にも会えるかも知れないと思って、今日のような天気を待っていたのだった。
本人はもう駆け寄ってきて待っている。
できればもっとたくさん写真を載せたかったが、今日は盛況で紙幅が逼迫してしまい、キジ白3号の枠は5点分しか確保できなかった。これは秘奥義・フェザータッチなでなででいい気分になったところ。
キジ白3号との付き合いは今年6月で14年目になる。今度、この子だけの記事を書こうっと。
思惑通り、シャム混1号も見えるところに出てきていた。こうして引いた写真が撮れるのも、セットバックで路地が広くなったお陰。
家の中で背中だけ日に当たるシャム混1号。猫にとっては路地が広いと落ち着かないのかも。
河岸断崖の坂道を下りて定点の猫民家に差しかかると、車の上に1匹いるのが見えてきた。
しかし、どちらも逃走。大白斑だけが辛うじて見えるところに残った。
1年前とほぼ同じ風体でお昼寝していた灰白。まさかそこで1年寝ていた?
今日の日差しは猫を呼ぶ日差し。高みからこちらを見下ろしているのが分かるかな。
近寄ったらもう1匹顔を出した。家が火事になったのかと思ったよ。
外に取り残されたのがもう1匹。この子はとても出現率が低く、2012年2月に初めて会って以来、今日で5回目だと思う(写真が不鮮明で同定できないけれども)。
だいぶくたびれてしまっていたが、今日初めて指の匂いを嗅いでくれた。
ここらでたまに見かける子。何か出てくると期待させてしまったみたい。
某巨大神社の周囲から猫が消えて久しいが、たまにはこうして新顔が通ることもあるようだ。また会えるとも思えないのであとは追わなかった。