再び関東の冬に戻った感のある今日の天気。青空は広がったものの北風は昨日以上に強く、14時前に最大週間風速14.4m/sを記録するほどだった。乾燥がひどく、一説にはすでに花粉も飛び始めているそうで、その筋の人たちには辛い季節になった。昨夜あまり仮眠できなかったこともあって、夜勤明けの散歩はほどほどにしておくつもりだったが、立川各所に点在する猫拠点を「ここも、あそこも」と渡り歩いているうちに距離が延びてしまい、帰宅後すぐに炬燵で寝落ちすることになった。
アパートのエントランスめがけて駆けてきたのは馴染のキジ白妹。舌を鳴らして待っていたら飛び出してきた。
最近、退勤時刻ぴったりに帰れないことが多く、バスの時間調整でここに立ち寄ることが増えた。キジ白妹ともずいぶん親しくなった。
多摩センターからモノレールに乗り、スタート地点の柴崎体育館に到着したのは11:20。散歩を開始してほどなく、民家の生け垣の向こうで不穏な動きをする2匹を発見。
「あっ」と気づいて飛び退く長毛。春が近いから疑似交尾で繁殖の練習をしていたのかな。
今日は久しぶりにゆっくり邸に寄り道してみた。家の前を通り過ぎて振り向くと、門扉の陰から黒いのがこちらを見ていた。
車の陰には白もいた。みんなゆっくり1号が元気だったころからの知り合い。
かつて「ゆっくり駐車場」と呼んでいた広い空き地の奥から猫がもう1匹現れた。展開が早く、もう転がっている。
君は知らないだろうけど、ここには昔、とても人懐っこい茶トラが暮らしていたんだ。ここでまた猫の転がる姿が見られて感無量だよ。
9ヶ月ぶりのゆっくり邸を辞去したあとは、七三の母や婆さん、チョビ1号と空振りが続き、最後に猫を見かけたのは学校裏の猫アパートだった。キジ白の母がこちらに気づいて鳴いている。
外階段を駆け降りてきて、そのまま道路向かいの学校の敷地へ突入。そこじゃ俺が入れまへんねん。
初めて母に会ったのは出産直後だった2012年11月。子供たちが元気にしているなら今年10歳になる。アパートに2匹残っていた同居猫はもう見ない。