夏季休暇やその他の休暇が重なったこともあって、今月の労働時間が学生のバイト並みに短い上、旅行はもちろん散歩にもあまり出ていないので、ずいぶん体力が落ちたような気がしている。今朝なども散歩スタート地点の調布に着いたら何と雨が降っていて、特段暑くもなかったのに、仕事中は体がだるくて仕方がなかった。ちなみに調布の雨雲は極めて小さなもので、レーダーで見ると直径2kmほどしかなかったが、以外に長持ちして、1時間半(5.2km)の散歩中ずっとだらだらと降り続けていた。
家を出たのは5:45。まさか雨が降っているとは思いもしない明るい空の下、自宅の前に武蔵が出て座っていた。
落ち着きのない武蔵は常に体のどこかが動いている。今朝は左耳がイカになってしまった。
分倍河原から新宿行きの準特急に乗り、調布に着いたのは6時半前。雨が降っていることに驚愕しつつ、iPhoneのアプリで雨雲がとても小さいことを確認し、すぐに止むだろうと判断して散歩開始。5分ほどで例の2匹の家に差しかかると、敷地からこちらを窺う猫影に遭遇した。遠目にも別人って分かるけど、まあ誰であれ会えたのは良かった。
初めて見る子。この辺りも以前よりだいぶ猫が減ったが、系譜が途絶えずに続いているならとても嬉しい。
青空は見えていても、雨はぽつぽつと降り続けている。駐車場のキジトラは雨宿りの場所を探しているのかな。
定点の猫路地を覗いてみると、民家の門柱にキジ白が乗っかっていた。
門柱の上で2匹を見送るキジ白の向こうにも、黒っぽいのが見えている。この路地、今朝は盛況のようだな。
追いかけっこしていたのは、先月5日以来のお焦げさん。まだちょっと興奮気味。
背後にはさっきのキジ白がくっついている。もしかしてお焦げさんにホの字とか?
お焦げさんと遊んでいた長毛茶トラも様子を見に出てきた。君は立派な毛並みだねー。
ちょうどそこへ飼い主の奥さんが現れて、しばらくその場で猫談義に花が咲いた。お焦げさんは不思議そうにこちらを眺めている。
思いのほか盛況だったのは雨のお陰。多少濡れたところで、日差しを浴びて歩くことに比べればだいぶマシだ。京王多摩川までの残り区間を足取りも軽く歩いていると、行く手に猫が見えてきた。
湿っぽい目でこちらを見つめているのは、この辺り一帯を縄張りにする黒白。
こいつは割と頻繁に見かける猫だが、棲み処もお食事処もどこにあるのか分からない。口からはみ出ているものが美味しい何かなのか、それとも不味いのを承知でやむを得ず捉えた何かなのか、その場で窺い知ることはできなかった。