長靴をはいた猫好き(1)


会津若松市の猫

 今日の記事はとっても可愛らしい猫ファミリーからスタート。昨日の朝の出来事。
会津若松市の猫

会津若松市の猫

 高校卒業まで北海道で育った俺にとって、1月や2月になっても緑があって花の咲く東京の冬は、いつまで経っても秋のままという気がしてもの足りない。年が明けて誕生日が近づく今の時期、無性に雪が見たくなるのは三つ子の魂というか、子供のころに擦り込まれた習性のようなものだと思うが、あいにく今シーズンの東京はまだ一度も積雪がない。
 旅立つ準備はできていた。フードのついた分厚いコート、ヒートテックの股引、そして道民御用達「ミツウマ」謹製の滑り止め付きゴム長靴などなど。これらの装備品があれば氷点下15℃ぐらいまでなら余裕で対応できるので、どこか手ごろな場所はないかと物色していたところ、今シーズンはとりわけ日本海側がとんでもない豪雪で、晴れ間を探すどころか一度行ったら無事に戻ってこられるか分からないレベルになっている。結果的には去年で最後にするつもりだった会津若松を再訪することにしたが、こことて今月7日には観測史上最大の121cmという積雪を記録しており、その日のうちに福島県が災害救助法の適用を決めたくらいだ。散歩に支障ないことは事前にライブカメラで確認しておいたが、雪と戯れるという希望は叶えられた反面、当てにしていた猫駐車場が雪の山で、再会したかった猫の多くがどこかへ引っ込んで出てこなかったのは心残りだった。
 旅程はまたあとで書くとして、肝腎の猫ファミリーは俺が近寄る素振りを見せただけで雲散霧消。比較的好奇心の強いと思しき黒白もこれが限界だった。
会津若松市の猫

 裏手に1匹隠れている。諦めが悪くて済まんね。
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 母親と思しきキジ白が心配して様子を見にきた。お子さんにモデルになってもらっていたんですよ。
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 母子で場所入れ替え。これはやはり撮って欲しいということだろうか。
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 一通り撮影して戻ったら、さっき逃げた黒子猫が玄関前に戻っていた。
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 こちらは線路端に建つ定点の猫民家。雪山の向こうに1匹いるのが分かるかな。
会津若松市の猫

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 こいつもさっきの猫ファミリーの構成員。50m逃げたぐらいじゃ俺は巻けないよ。
会津若松市の猫

 今月中旬以降はさほど降っていないらしく、屋根の雪は下ろされている家が多いが、日当たりの悪い路地にはまだたくさんの雪が残っている。猫が高みに上っているのは、お日様が恋しいというより、冷たい地面を避けているからなのかも知れない。
会津若松市の猫

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 塀の上の黒白もとっとと逃げてしまい、さらに奥を覗くと若いキジトラがいた。
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 うーん、朝からたくさん会えて嬉しいけど、ここの猫はみんな警戒心が強いなあ。
会津若松市の猫

 分かったよ、もう行くよ……。
会津若松市の猫

 一回りして線路端の猫民家に戻ると、さっきはいなかった黒白が窓辺に張り付いていた。
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 あらま、丸い頭の君は去年一昨年も見かけた子だねー。元気だったかー。
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 ちょうどそこへ只見線の列車が来たので動画を撮り、もう一度様子を見に行くと日陰に隠れていた。年に一度の訪問で遭遇率100%となると、来年も来ないわけには行かないなー。
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 住宅街から繁華街へ進むにつれて天気が怪しくなってきたが、猫はぽつぽつと出ている。店先の茶色いお尻が分かるかな。
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「ん?」
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 こうして唐突に始まった会津猫散歩はまだ道半ば。地面の雪質を足の裏で感じつつ、滑って転ばないないように歩き方を変えるのは楽しい作業で、昔の勘が残っているのもまた嬉しい。この日の最低気温は氷点下7.5℃とそれなりに冷え込んだが、東京から身につけていった防寒着やゴム長靴のお陰で寒く感じることはまったくなかった。ちなみに今回の猫旅は先週金曜日(21日)の夜、17:50の退勤時刻とともに職場からバスタ新宿へ向かい、そのまま19:00発の会津若松行きに乗って同日23時半すぎに駅前の常宿にたどり着いた。今までの会津旅というと妻とともに野岩鉄道経由で猫温泉の行き帰りに立ち寄るとか、只見線経由で乗り鉄を楽しむなどの旅程が多かったが、今回は予算と時間の都合上、単に高速バスで往復するだけに留めた。特に寄りたい場所がないのなら、所要時間4時間半、片道3,100〜5,800円(時期による)という条件は魅力的だ。東北新幹線で郡山を経由すれば3時間半で着くとはいえ、乗り換えの手間がかかる上に在来線区間内は着席の保証もなく、それでいて片道8,140円かかるのでは比較対象にならないのである(続く)。
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