中華航空のウェブサイトを見ると、東京〜台北の往復運賃が最安で5万円程度にまで下がっていて、ついポチってしまいそうになるのを必死で我慢している。行けば行くほどもっと行きたくなる不思議の国・台湾。俺は台湾と香港以外の外国を知らないが、ほかの国にもたくさんのフリークが存在するので、こういう気持ちは台湾に限ったことではないのかも知れない。しかし例えば今回の猫旅の最初のフライトで隣り合わせたのは、霧社事件を悼む集いを日台合同で運営しているという年配の人で、こういう偶然は恐らく台湾だからこそなのだとも思う。霧社にはいずれ行かなきゃなあと思いながら、猫の背中に似た台湾地図を眺めて一日が終わろうとしている。
というわけで今日は引き続き台湾猫旅の金崙編を。本当は夜勤の日だったが気分が優れないのでお休みした(前回の記事はこちら)。
緩やかな下り坂をこのまま行けば金崙駅に突き当たるが、その前に昨日(3月21日)黒猫を見かけた小吃店を覗いてみると、黒の代わりに三毛がちょこなんと座っていた。
可愛らしい三花貓さん、認識你很高興(お会いできて嬉しいです)。
勾配を避けて横丁に入っても猫の気配は濃厚。ここは民族色の感じられない路地だけど、排湾族以外の人々が暮らしているのかな。
先ほどの小吃店の裏手に猫たち(一部犬)が集結していたのだった。
逃げない代わりに懐くわけでもないという、観光地の猫にありがちな反応。駅前通りの猫だから特に慣れているのだろうな。
白と濃厚接触している動画はこちら。そんな様子を顔だけ出して眺めているのがもう1匹。
首輪を付けた茶色さんは霜降り模様。一時もじっとしていないので写真を撮るのは至難の業。
ようやく止まったところを1枚撮って振り向くと、白もキジ白も消えていた。バスの発車まであと15分だが金崙散歩はもう少し続き、そのあとさらに太麻里駅周辺(大王村、泰和村、金峰郷正興村)へと移動していく。