先月半ばまで史上最速の勢いで梅雨入りが発表されていたが、5月16日の東海地方を最後にぱたりと止まってしまい、それから3週間経つのに関東の梅雨入りはまだ先のようだ。昨夜から降り出した雨も午後には止み、明日以降もしばらく晴れか曇りの予報が続く。猫散歩を行う身としては、梅雨に入って雨がちになったとしても、生命の危険がないだけ猛暑よりはマシだ。できれば来週早々までには梅雨入りしてもらって、8月になるまでそのままでいてくれればちょうどいいので一つよろしくお願いしたい。
今朝の散歩はトラディショナルな拝島~某巨大神社の4.4km。古参メンバーの一匹であるシャム混1号に会いたくて選んだコースだが、出現率の低い猫なので、一度で会えるほど甘くないことは分かっている。いないことに多少がっかりしつつも、気を取り直してキジ白3号の許へ向かった。
散歩の間だけ雨が上がったので助かった。キジ白3号もすんなり出てきてくれたし、紫陽花もきれいだ。
2015年秋まで近所に住んでいたので、ここに紫陽花が咲くことは分かっている。キジ白3号と一緒に写真を撮ったのは2014年が初めてだが、その時との違いは、今はこの子がとても懐いてくれているということ。
次のキジ白は小白斑。こちらに気づくと、そろりそろりと近寄ってきた。
何度か見かけたことがあるだけの薄い関係なので、これ以上は無理みたいね。
全身が見えないけど、まあこれはサバトラ(灰トラ)だろうな。背後にいるのは黒だろうな。
ここには様々な毛色の猫がいるが、今日は割とモノトーンだった。日によっては茶系やカラーポイントが出てくることもあり、全貌は不明。
カメラを向けると目を細めてしまう。やっぱり大きなレンズは怖いか。
相方の長毛三毛もちらっと見かけたが、どこかへ走り去ってしまって写真は撮れなかった。みんな元気なら何より。
散歩の最後に立ち寄ったのは、某巨大神社下の猫アパート。有閑マダム邸のベランダを見上げると、若いキジ白がこちらを見下ろしていた。
有閑マダムに似ていると思ったのもそのはずで、猫と一緒に外を眺めていた婆さんによれば、あの子はだいぶ前に死んでしまい、その後よく似た子猫と縁があって迎え入れたとのこと。耳の遠い婆さんと高さを隔てて会話することは難しく、詳しいことは聞けなかったが、有閑マダムが死んだのは、俺が最後に見かけた2019年11月から間もなくのことだったようだ。
仕事を終えて帰宅したのは18時すぎ。からし号で近所の猫路地に差しかかると、武蔵邸の前にクロエさんが佇んで辺りを見回していた。
武蔵はしゃんとしている。視線の先には黒煙ちゃんもいたが、ちょうど車が入ってきたのでここでお開きにした。本当にこの路地の猫関係は見ていて面白い。