今日から21日までの17日間、東京の日の出時刻は4:25となり、年中で最も早い時期を迎えた。体力さえ許せば3時半に起きて4時半に家を出てもいいくらいだが、この年齢になって毎日それをやると死にかねないので、日勤の今日は大人しく5時に起きて6時前に家を出た。コロナ対策のため、本来9時からの始業時刻が10時に変更されており、そのくらいに出発しても余裕を持って散歩できるのが不幸中の幸いだ。とはいえこの季節は猫にとっても人にとっても過ごしやすく、せっかくの日長を満喫しないのはもったいない。休前日や夜勤の前日など、早起きしやすいタイミングを狙って早朝散歩してみるつもりだ。
今日のコースは当初南武線の津田山~久地にするつもりだったが、直前になって気が変わり、調布~京王多摩川の5.7kmを1時間半あまりかけて歩いた。津田山方面は起伏に飛んだ地形で距離もやや長く、これから三日間続く日勤の負担になるのではないかと危惧した。あちらのカミツキネコや尋常性白斑猫に会いたい気持ちはあったが、調布にもそうした猫はいて、今朝は嬉しい再会があったので、結果的には変更して良かった。
1匹目は農家の敷地の茶トラ。大変な厚遇を受けているようだ。
柔らかな寝床からこちらを眺めている。よほどネズミ狩りが上手なのかな。
やっぱり! 例の2匹の片割れだ。
警戒しているようにも見えるし、記憶の糸をたぐっているようにも見える。何しろ会うのは去年7月以来だからなあ。
近寄れたのはここまでで、この直後、塀の向こうに飛び降りてしまった。相方にも会いたいのでそのうちまた来てみる。
例の2匹(のうちの1匹)に会えたことが嬉しくて、小躍りして路地を歩いていると、アパートの通路から黒いのが出てきた。たまにここらで見かける子。
そして見事なフレーメン反応。あとから俺も嗅いでみたが、何に反応しているのか分からなかった。
ここは定点の猫路地。2軒並んだ猫民家の片方が取り壊されたことは知っていたが、今朝訪ねたら早くも新築工事が始まっていた。
こいつは常駐のキジ白。初めて会ったころはスリムな体躯と立派な持ち物が印象深かったが、今はすっかりオッサン化した上に、立派なものも除去されてしまった。
胴体の毛色が変わっている理由は分からない。キジ白なのでターニッシュではないはず。
とある民家の敷地の奥で白いのがちんまりしていた。このコースで白は珍しいかも。
敷地の横へ回り込んだら割と接近できた。初夏なのに真冬みたいにこんもりしている。
角を曲がると、焼きすぎたトーストみたいな毛色の猫が佇んでいた。
この子に会うのはまだ4回目だけど、特に印象に残る子なので、このまま「お焦げさん」を仮の名前にしてタグ付けしておこうっと。