今日から日勤日勤夜勤と4日間に渡って勤務が続くが、朝から快晴になることが分かっていたことと、日曜日の朝は人通りが少なくて散歩しやすいことから、いつもより早く家を出て横浜線猫行脚を片付けてきた。今回のスタート地点である相原駅は女子大生の乗降が多く、平日は朝から学生が行き交うので非常にやりにくい。気象条件の良い休日を狙っていたわけだが、もたもたしているうちに真夏になってしまっては困るので、出勤日にもかかわらず、わざわざ職場から遠ざかる方向へ歩くことにしたのだった(結果的には天気が良すぎて真夏日だったわけだけれども)。
猫行脚シリーズのルールとして、1駅間で3匹以上見つけないと次の区間へ進めない。加えて今回の区間は山越えを伴うため、いつもの朝より長い散歩時間を確保すべく、5時半すぎに自宅を出発。相原駅に降り立ったのは6:14で、これで1時間45分ほど散歩できることになった。
1匹目は高台の住宅街で発見。巡回中と思しきキジ白に出会った。
先を急いでいるらしく、呼ぶと少しだけ振り向いて、すぐに歩き出そうとする。
……なので、先回りしてみた。隣の区画の墓地から出てきて進退窮まったところ。
君の模様は見覚えがあるよ。2年ほど前、ネズミを咥えて駅前を歩いていた子だね。
気温は20℃を超えたくらいだったが、車の下に潜んでいるのは、暑いからというより臆病だからだと思う。
この子も少し臆病で、これ以上近寄ると車の下に潜ってしまう。3回繰り返して諦めた。
今日の山越えはいくつかのルートを検討していたが、民家がないと猫も見つけられないので、鎌倉古道を通るのはやめておいた。距離的に有利な七国峠の直登も考えていたが、日曜日の朝6時にスーツ姿でやることではないので、こちらもやめておいた。
結局歩いたのは普通に舗装された一車線道路。区画整理の及ばない里山のまばらな民家を一軒一軒覗きながら歩いていると、喧しい野鳥のさえずりの中に、鳥ではない声が混じっていることに気づいた。
鳴き声の主は子猫。農家の敷地の奥の方から聞こえてきたところへ、偶然にも家の人が現れたので、挨拶して撮影させてもらった。
農家の夫婦や子猫と別れて間もなく、畑の隅でちょこんと寛ぐ猫に遭遇した。民家の少ない山越え区間で猫に会えるとは思っていなかったが、最後は期せずして里山らしい写真になった。
まったく確証はないんだが、この子はさっきの子猫のお母さんかも知れない。たまに様子を見に来るものの、育児らしい育児をしないので、里親を探していると農家の奥さんが言っていた。
今日の最高気温は31.4℃。夏になる前に横浜線猫行脚を終わらせる。