今朝は八王子で氷点下6.2℃まで下がり、出勤前の散歩はかつてない過酷なものとなった。2011年に猫散歩を始めてから、寒くて印象に残っているのは、カラスの息が白かった去年2月14日だが、それでも氷点下4.6℃。今日は今までで最も寒い散歩だったはずだ(ちなみに八王子におけるアメダス観測史上最低気温は氷点下8.8℃)。
気温が低くても、風さえなければそれなりに耐えられることは、子供のうちに北海道で経験している。ただしそれは動き回っている間だけの話で、少しでも止まると体の底から瘧のような震えが襲ってきて、暖かい屋内に避難してもすぐには収まらない。今朝の散歩も歩いているうちはそれほど辛く感じなかったが、電車に乗ってから震えがきて、職場で仕事を始めてからもしばらく止まらなかった。体へのダメージは相当なもので、全身の関節がまだギシギシ言っているし、たぶん血圧も上がっていると思う。
で、肝腎の猫はどうだったかというと、最初に発見したのは散歩開始から1時間近く経ってから。冬晴れの朝は日の出直前に気温が底を打つことが多く、そんな時に路地に出てくる酔狂な猫はいない。久しぶりに廃線跡の緑道をフルコースで歩いてみたものの、日の差さない道端には猫一匹いなかった。
高いところに登れば日差しがあるが、俺がいるから進めない。ごめんよ、すぐにどくからさ。
いつの間にか、手前の塀の上にも出てきていた。猫を探すならこれからがいいんだが、残念なことにもう時間がない。
同じような場所に黒白がもう1匹。こんな朝は少しでも太陽に近づきたいよなあ。
次に立ち寄った学校裏の猫アパートに猫影はなく、がっかりして立ち去ろうとしたら、学校にいた。
保温のため、精いっぱい被毛を膨らませているな。氷床に佇立するペンギンに見えなくもない。
朝の散歩で最後に見かけたのは、怒りんぼさんの路地に潜む黒白。今朝は黒白率が高かった。
都合により13時で仕事を切り上げ、家に戻る道すがら、いつもの場所でトラ子さんを見かけた。
いよいよ今夜は台湾に出発する。明日から3日間は夏日に近い世界で猫探しだ。