カレンダー通りの生活に戻ってから初めての週末となった今日は、朝から出かけて西国分寺〜恋ヶ窪を散歩してきた。
恋ヶ窪というのは西武国分寺線の駅で、周辺に存在する地名(国分寺市西恋ケ窪および東恋ケ窪)が駅名の由来になっている。俺は1989年12月から2年ほどこの街に住んでいたことがあり、過去の猫散歩で何度か訪れたこともあるが、2012年12月の転職後はやや行きにくくなって足が遠のいていた。猫密度的にはぼちぼちで、適当に歩いても2〜3匹は会えるような場所だったと記憶しているが、最後に訪れたのは2016年12月なので、最近どうなっているかはさっぱり分からない。この6年半で街の様子がどう変わったのか、異動後一発目の散歩で見てみることにした。
府中本町から武蔵野線に乗り、西国分寺に到着したのは6:14。相変わらず暗くて蒸し暑いことにうんざりしつつ、さほど期待もせずにスタートしたところ、最初の猫には3分ほどで呆気なく遭遇。これは幸先がいいかも。
しかーし、猫は甘くない。にこやかに現れた不審者から逃れ、階段で様子見モードに入った。
傾斜地に建つ住宅の隙間で猫が寛いでいた。これは舌を鳴らして呼んでみたところ。
危険はない代わりに美味しいこともないと悟った茶トラ白。不承不承といった体でモデルになってくれた。
1989年12月からの約2年間、俺はこの場所で暮らしていた。ここには当時勤めていた大手電機メーカーの社員寮があり、それまで住んでいた二子玉川のアパートから引っ越してきたのだった。俺が退職したあとは社員寮の集約により廃止されたようで、しばらくは市民農園やゲートボール場として使われていたが、最近は利用する人もなく荒れ放題になっていた。今日久しぶりに行ってみたら開発許可表示の看板が立っていたので、そう遠くないうちにこの景色は見られなくなるだろう。なおこの写真には猫が写っている点に注意。
広い空き地を迂回して接近を試みるも、すでに不穏な空気を察して逃走を企てていた。君はずいぶん勘がいいんだね。
毎度のことながら暗いことには閉口するが、猫の方は割と調子いい。次の見かけたのは納屋に佇むポイントさん。
塀の向こうに隠れたところを上から一枚。日野でたまに見かけるガングロにそっくり!
驚いて飛び退いたキジ白は丸々としていい毛並み。恋ケ窪の猫は全体的に待遇がいいみたい。
5.7km、1時間40分の散歩を終えて恋ヶ窪駅に到着したのは8時ちょうど。西武国分寺線の上り電車に乗り、国分寺で中央線に乗り換え、国立から25分歩いて廃線跡の緑道に寄り道してみた。2匹の猫が敷地の奥に見えている。
この子たちは緑道の人気者だったので、ねぐらの駐車場がなくなってここへ疎開したあとも、消息を気にしている人が多いようだ。
黒は茶トラ白のようにフレンドリーではなく、正面から接近を試みたら逃げてしまった。
今日の外出は猫探しのほか、リサイクルショップでオフィスチェアを物色したり、稲城で稲城を買う用もあったので、すべてを済ませて帰宅したら正午をとっくにすぎていた。「そうだ休養しなきゃ」と思い出してお昼寝して、目が覚めたら日が暮れて夕食の時間になっていた。明日はブログをお休みする予定。