月末からの疲れが残っていたので今朝も散歩をお休みして、起床から始業時刻までの3時間ほどをまったりして過ごした。雨がちで涼しい日だったので休養にはちょうど良く、さほど仕事にプレッシャーを感じることもなく平和裏に週末を迎えられた。
未掲載の仕掛かり写真は先月30日分を残すだけとなった。この日は異動に先立って大阪へ出張があり、同行者と新横浜で待ち合わせて8:10発ののぞみに乗ることになっていた(結果的には前倒しして7:58発に乗った)。こういう場合、新横浜の隣駅から1駅歩いて猫を探すのが合理的選択なわけだが、この区間はかつての横浜線猫行脚でかなり苦戦した記憶があって、短い時間で猫を見つけられる自信がなかった。菊名~新横浜は見つけた猫こそ15匹と多かったが、歩いた距離は17.7kmにもなったし、新横浜~小机に至っては10.7km歩いてわずか7匹。どちらも丘陵地だったので寝込むほど疲れたことだけはよく覚えている。さすがに出張当日にこれでは困るので、新横浜からそう遠くなく、しかもそれなりに当てになる猫拠点をピンポイントで訪ねてみることにしたのだった。
……というわけでスタート地点に選んだのは横浜市営地下鉄の川和町。自宅からは行きにくく、分倍河原を4:57に発つ始発電車に乗り、武蔵小杉と日吉を経由して、たどり着いたのは6:03。この日は朝から日が差している想定だったが、例によって予報が大外れし、雨こそ降っていなかったものの写真撮影が困難なレベルの暗さだった。1匹目に遭遇するまでに要した時間は25分で、それまでに少しでも明るくなってくれればと思っていたが、むしろ暗くなるばかりか霧雨まで降ってくる始末だった。
フェンスから顔だけ出してこちらを見ていた茶トラ白。近寄る素振りを見せたら少しだけ前進。
こちらは既知の猫拠点。2016年1月の横浜線猫行脚(こちらの記事)で初めて訪れた場所だが、猫の数が多すぎて、一度ではとてもすべてを把握し切れなかった。その後、2018年12月に再訪した際に初回と重複する猫が1匹もいなかったことから、その3年弱の間にさらに増えたものと思われた。傾斜地に展開する猫住宅街という点では平山の猫ヶ丘に似ているが、ここはより狭い範囲に高密度で生息しているという印象。それに違わず、見覚えのある路地に差しかかると、すぐに猫の姿が視界に飛び込んできた。
ちなみに過去二度とも懐いてくれる猫はいなかった。今回はどうかなあ。
長毛三毛は2018年12月以来、約3年9ヶ月ぶりの再会。3回目の訪問で初めて同じ子に会えた。
三毛に挨拶して振り向くと、いつの間にか猫三匹衆が様子を見に出ていた。
クラシックタビーの遺伝子も受け継がれているみたいね。この子じゃないけど前回もいた。
白っぽいのはポイントさん。狭い範囲なのに色んな遺伝子が入っているなあ。
可愛いサビさんに会えたのは嬉しいけど、霧雨が強くなってきたのでもう行かなきゃ。待ち合わせで人を待たせるの嫌だしね。
カメラに収まったのは6匹だったが、これはあまりにも暗くて撮影が困難だったから。実際には15分の滞在で20匹ほどの猫を見かけたので、横浜の猫ヶ丘とでも言うべき一角は今でも健在なことが分かった。いずれまた天気のいい日にでも行くことにして、今日のところはこれでおしまい。