今日は予報通り朝から夕方近くまで雨が降っていた。途中、止んだ時間帯もあったようだが、猫関係業務は最初からお休みするつもりでいたので、ここで紹介するのも昨日の宇都宮の続きからとなる。まったく出かけなかったわけではなく、お昼前に入院中の父の見舞いに行ってきたが、特に何か必要とされていたわけでもないので、早々に切り上げて帰ってきた。
昨日の記事では石畳の路地で見かけた数匹の猫たちまでを紹介した。散歩開始から1時間ほど経っていて、そろそろお腹が空くころだ。早く餃子が食べたいなーなどと思いながら、さらにうろうろしているうちに、地方都市特有の薄汚れた歓楽街に差しかかった。石畳の猫たちは元気に遊び回っていたが、時刻はまだ8時前であり、人間で動いているのは早め出勤のサラリーマンぐらいのものだ。飲食店は11時ごろにならないと開かないだろうし、来るのが少し早すぎたかなとも思ったが、そのお陰で、日中帯はなかなか会えない生き物に会えたりもする。
ていうか、分かりにくい?
一段落するまで20分以上かかっただろうか。あまり立ち止まっているのもアレなので、道に迷ったふりをしてスマホをいじっていたら、いつの間にか落ち着いていた。
繁華街から少し外れた丘の上。荒れた感じの路地の先に猫が集っていた。右側の家屋にも何匹か取り付いている。
そして、もう逃げている。おっぱいが張っているので、お母さん猫かな。
どうやら猫屋敷に迷い込んだらしい。屋内外を含め数十匹はいそうな雰囲気だったが、そういうレベルになると、むしろ俺の出る幕ではない気がするので、ここは軽くさらうぐらいにしておく。
行き止まりの路地であり、人が行き交うような場所ではないせいか、猫たちはかなり怪しんでいる。
地面の上には、逃げずに残った2匹のみ。手前の子は微妙な毛色だけど、目元や背中にレッドが見える気がするので、二毛かなあ。
猫屋敷で張り切って写真を撮れば、それだけで3日分ぐらいのネタになっただろうが、どうも俺はああいう場所が苦手だ。早々に猫屋敷をあとにして、次に見かけたのもカラーポイント。道端の草むらから出てきたところに偶然行き会った。
猫屋敷にいたのはブラウンマッカレルタビーポイント白、つまりキジ白がカラーポイント化したものだと思うが、この子はシールポイント(黒猫がカラーポイント化したもの)だと思う。シールポイントとチョコレートポイントの違いが微妙すぎて分からんのだけれども……。
宇都宮市内の散歩を終えたのは10時ちょうど。駅の近くで見つけた店の餃子がとても美味しくて、大満足できたので、思い残すことはなかった。
宇都宮から日光線の電車に揺られること50分、日光駅に降り立ったのは11時半近かった。天気はいよいよ下り坂で、駅舎から出ると霧雨の粒が頬に当たった気がしたが、気にせず散歩を開始。観光地たる日光にまったく興味はなく、この街を散歩コースに選んだのは、たまたま職場で眺めていたGoogleストリートビューに猫が写っていたからだ。残念ながらその場所に猫は不在だったが、駅から出てすぐに1匹目を見つけることができた。
近寄ろうとしたら逃げ腰になってしまった。茶トラ白のように見えていたが、お尻や頭に黒斑があるから三毛だね。
街なかでは芳しくなく、日光の猫はさっきの三毛と、この黒白だけになりそうな按配。待ってくれー。
黒白を追いかけたら、いつの間にか黒に入れ替わっていたでござる。
訪れた時間帯が良くなかったので、芳しくない結果に終わったが、日光の街なかは猫の気配が非常に濃厚であった。朝早くにでも行けば、たくさん会えると思うので、いずれ機会があったらまた挑戦してみる。あと、いくら観光に興味がないとはいえ、せっかく行ったんなら東照宮ぐらい見ておけば良かった。