夜勤の前後に寝るのが辛くなってきた。5月も後半に差しかかって、いよいよ暑くなってきたのがいちばんの理由だが、我が家の2匹が構え構えとうるさいからでもある。特に最近はカリカリを変えることを検討していて、試しに与えてみたのがとても気に入ったらしく、従来のカリカリでは不満だとばかりに鳴き続ける。新しいのに変えるのはいいが、従来のがまだ残っているから、先にそちらを片付けてもらわないともったいない。猫というのは、新たに美味しいものを食べさせると、それまで食べていたものに見向きもしなくなる傾向がある。その頑迷さたるや、我がままに育てられた人間の幼児か痴呆老人のレベルだが、我が家では、どんなに鳴こうがわめこうが、単なる嗜好を理由にご飯を変えることは基本的にしない。サチコもマコちゃんもそれが分かっているので、しばらく鳴き続けたあとは、諦めた様子で山盛りのお皿に向かうのだった。
猫の方は、昨日と今日、夜勤の行き帰りに見かけた子たちを紹介する。どちらも夏日となって日差しが強く、猫たちも大方日陰で寛いでいた。
これはコントラストが高くて分かりにくいかな。
丘陵地帯の住宅街はなだらかな登り道。日陰で小柄な茶トラ白が休んでいた。
遊んでくれるのか、それとも逃げるつもりなのか、軽く伸びて準備運動。
放熱モードで寛いでいたのは、大白斑の三毛。この辺で三毛を見かけたことは何度かあるが、この子はたぶん初めて。
表情が読めん……。ずいぶんリラックスしているようだから、刺激しないでおこうかね。
この日のコースは定番の八王子から片倉まで。峠を越えて平地の猫アパートまで下りてくると、2匹の猫がプレーリードッグ的にこちらを眺めていた。
左側のビルは猫ビル。いつの間にか外壁工事に入ったようで、盛大に足場が組まれているが、猫は普通に歩き回っている。
昨日の猫はこれでおしまい。仕事中は忙しくて更新する時間がなかった。
そして今日の仕事帰り。すっかりしなびて稲田堤の駅に向かっていると、いつもの猫アパートでキジトラが涼んでいた。ちなみにこの写真には2匹写っている。
近寄ったら飛び退いて、迷惑そうな顔でこちらを見上げた。寛いでいるところ悪かったよ、すぐ行くからさ。