西日本や北海道では連日のように異常高温が記録されているが、今シーズンの東京は突出して暑いというほどでもなく、例えば八王子アメダスで猛暑日を記録したのは7月19日の一度しかない。猫散歩も例年のように命がけという感じはなく、15分1セット+補水をしっかり守って歩いたのは、やはりまだ一度しかない。
毎日観察・記録しているわけではないので確かではないが、今年は雲のない日がとても少ないように思う。例えば冬の関東は晴れ続きになることが多く、盆地を中心に放射冷却でかなり気温が下がるが、昨冬はそうした日が明らかに少なかった。この現象は夏になっても変わっておらず、いつも空のどこかに雲があり、時に日差しを遮るので、気温が上がり切らないのではないだろうか。
今朝も家を出た時からひつじ雲が空を覆っていて、写真撮影には不向きな光線状態にげんなりしていたが、1匹目に遭遇するまでの40分でだいぶ消えた。こういう空模様の下で撮った写真は、あとで現像するのがものすごく面倒なので、視界に猫が入っても、無意識にスルーする習慣がついてしまいそうで怖い。
所沢の外れの住宅街で朝ミーティング中の2匹。
そこへ肉食三毛ちゃんが現れて、仲良し3匹の揃い踏みと相成った。
軽やかに転がる三毛ちゃん。3ヶ月くらいぶりだけど元気そうで何より。
いつもと違ってみんな懐いてくるのは、きっと朝ご飯前だから。猫が現金なのは分かっているのさ。
焦らすつもりはないんだよ。もうすぐいつもの人が来るだろうから、少しだけね。
満腹になるまで納得しそうにない三毛ちゃん。暑くて死にそうなのでもう行くよ……。
三毛ちゃんたちの住む住宅街は猫の住宅街でもあり、ちょっと気をつけて歩いていると、方々に猫が潜んでいることに気づく。
カーポートのキジ白も顔見知り。しばらく見ないうちにずいぶんくたびれたな。
住宅街をあとにして、新秋津駅へ向けて歩いていると、とある民家の門前で猫が日差しを浴びていた。
モボみたいな髪型と吊り目が印象的な黒白。会いたかった子に会えたので嬉しい。
ごろごろすりすりして仲良くなれたのも束の間、電車の時間が迫っているので駅へ急がなければならない。梯子を外されたような顔つきの黒白を残してその場を辞去した。
電車に乗る前にもう一箇所だけ寄り道。駅近くの猫民家を覗いてみると、室外機の上の猫とばっちり目が合った。
しかし、この有り様。親愛のニャーではなく、威嚇のシャーであった。
今日は稲田堤のキジトラにも会えた。だいぶ気温が上がっていたのでどうかなと思ったが、いつもの庇の上で前後不覚に眠りこけていた。
今日の猫はこれでおしまい。明日も夜勤前に散歩するつもりだが、今月から職場のセキュリティポリシーが厳しくなったので、今までのようにその日のうちには更新できないかも知れない。