しかし、1匹はただちに逃走。屋根から飛び降りるのを逡巡した隙に1枚。
残った1匹は約2年ぶりの三日月君。向こうは覚えていなくても、こちらは再会できた喜びで胸を震わせていたりする。ねぐらの空き店舗が改修されてからというもの、複数いた猫たちの姿をまったく見なくなっていたので、無事に暮らしていることが分かって一安心。逃げた黒白もずいぶん前からの知り合いだ。
四連休初日の今日は奥多摩町内のいくつかの集落を梯子してみた。頑張って早起きして6時前には家を出たが、彼の地まではどう頑張っても2時間かかる。着いた時には日が高くなって気温も上がり、猫たちは大方引っ込んでしまっていた。
次の猫は渓谷の崖上に佇んでいた黒白。
体をかしげてこちらを注視している。近寄れないことは目つきで分かっていたが、予想通りこのあと崖線伝いに逃げてしまった。
しかし、避けられてしまってこの有様。そのあおりで車の下から黒いのが飛び出してきた。
民家の敷地の奥へ引っ込んだキジ白を諦めて、黒い方にアプローチを試みる。
急峻な傾斜地を身軽に逃げていく黒。おっさんの体力では数分も持たず、最後に振り返ったところで追跡を断念した。
満を持しての奥多摩行だったが、気温が高すぎて猫にはあまり会えなかった。写真の数も中途半端なので、一旦ここで切って残りは後日載せることにする。明日以降はさらに暑くなるらしく、真夏日が続くとの予報もあるが、せめて京王線猫行脚は1駅でも進めておきたい。