昨日打ったワクチンの副反応なのか、それともここのところの寒暖差のせいなのか、今日は朝から体がだるくて微熱もあり、夜勤中の今は休まずに出勤したことを少し後悔している。37.5℃以上の熱であれば問答無用で5日間の出勤停止なのだが、もともと平熱の低い俺はそこまで上がることが滅多にない。36.8℃しかない熱に0.7℃上乗せして報告することに良心の呵責は感じないものの、倦怠感が強くて嘘をつくのも面倒臭いというのが正直なところだ。
こんな体調でも出勤前に散歩できたのは風邪薬のお陰で、一回戦目は多摩センター~松が谷、二回戦目ははるひ野~黒川というどちらもごく短い区間を細切れに歩いた。前者は瘦せ衰えたゴンが心配だったのと、後者は久しぶりにまだら家族の猫拠点を訪ねてみたいという明確な目的があった。しかしゴンに関してはねぐらの祠に姿が見えず、舌を鳴らしながら周囲を歩き回っても現れなかった。代わりに臆病なキジトラが出てきたので空振りではなかったが、ゴンの安否確認は次回に持ち越しとなった。
臆病なあいつが出てくるなんて珍しい。見かけるのは去年12月以来。
以前よりだいぶこの場所に慣れたのかな。初めて会った時なんかビビってスコティッシュフォールドみたいになってたものなあ。
気温は24℃ほどあるのに影は長く、季節感がちぐはぐなまま歩いていると、木立の道端から茶色いのが顔を出していた。
顔見知りの茶トラ白。カメラを向けると茂みに隠れてしまうシャイな子。
昨日は平山の巨大三毛に会えずじまいで残念だったが、今日は多摩ニュータウンの巨大三毛に会えた。
先月16日にも見かけたばかりだけど、その前となると2019年5月に遡る。過ごしやすい日はこうして家の前で寛いでいるようなので、要するにタイミングの問題らしい。
どのくらい巨大かは、尻尾の向こうに見え隠れしているお腹の脂肪で想像してみて。
高層の薄雲を通して降り注ぐ日差しと木立の影のコントラストが高すぎて、せっかく黒が出てきてくれたのにさっぱり分からない。
この子もカメラが苦手なのでこうなっちゃう。露出が難しいんですけど……。
ここは約1年ぶりのまだらの拠点。初めて訪れた時のような賑わいはとっくの昔に消え失せて、たった1匹のスモーク鉢割れが庇の上に乗っかっていた。
この子は2018年11月から見かけるようになった。当時すでに1歳ぐらいだったので、もっと前からここで暮らしていたのだろうが、たくさんのメンバーに紛れて気づかなかったのかも知れない。はるひ野~黒川ではほかにも猫民家を発見したので、いずれ日勤前にも来てみる。
今日は久しぶりの場所がもう一つ。以前「日の丸猫」と呼んだ丸顔のキジ白が暮らしていた路地を訪ねてみると、カーポートの車の陰から黒白が顔を覗かせていた。
まさかの新メンバーで驚いた。たまには昔のルートを辿ってみるものだなあ。
散歩の最後に立ち寄ったのはクリームのねぐら。遠巻きに舌を鳴らしていたら草むらから出てきた。
前回会ったのは6月末。そのあとすぐに猛暑が始まったのでなかなか来る機会がなかった。
ちなみに広角レンズで撮った最初の写真、2匹写っていることに気づいたかな?
クリームは少し痩せたように見える。今年の夏はどこの猫もたいてい痩せたなあ。
今日の散歩は1年2ヶ月ぶりの三毛でおしまい。ゴンの祠はまた折を見て行ってみる。