このまま夏になるのではないかと半ば本気で心配していたが、不安定とはいえ4月に相応しい気温になってくれたのでようやく一息つけた。今日は昨日よりもさらに肌寒く、10時半ごろに記録した16.1℃が最高で、その後は風雨を伴いつつ今も徐々に下がり続けている。明朝の最低気温は7℃程度になるそうなので、散歩するなら少し厚着しないと風邪を引くかも知れない。我が家は夜になってから暖房をつけた。
夜勤の終わりごろになって自席のパソコンで雨雲レーダーを見てみると、すでに強い雨雲が広範囲に展開しており、散歩中にも降り出す可能性が高かった。なので今日の散歩はなるべく短時間に済ませられるよう、多摩センター〜堰場バス停という軽めのコースを選んだ。六花谷のゴンは小さな祠の境内にいて、無目的な佇まいで座っていた。
ライバル(?)の茶トラは見当たらず、穏やかな顔つきのゴン。
さる筋からの情報によれば、ゴンは近所の婆さんが2009年に拾ってきた子なのだそう。なので今は少なくとも14歳ぐらいにはなっているはず(個人的にはもっと上のように思う)。
この場所で白っぽい毛色となると、あの子しかいないんだよなあ。
眠くて目が開かないポイント三毛。お友達もそれぞれの場所で寝ているものと思われる。
黒白ボスの妻を訪ねて池のほとりへとやって来た。地縛霊のような佇まいで茂みに潜んでいるのが見えるかな。
呼べばたいてい出てくるはずの妻は見当たらない。そろそろお腹が大きくなってくるころなので、安全な場所に隠れているのかも知れない。今日は二重橋の妻もいなかった。
眼窩が窪んでいて分かりにくいけど、こいつは常駐のオッドアイ。このお寺にいるところは初めて見たかも。
懐いてはいないが、多少覚えてくれてはいるらしい。写真を撮って引き上げようとしたら、あとをついてきた。
雨の近いことを知らせるiPhoneの通知音が鳴り、先を急いでいると、道路でミーティング中の猫たちに行き会った。
うにゃうにゃとした討論を中断してこちらを注視する4匹(いや5匹)。
猫ミーティングは直ちに散会。みんな湿っぽい目で睨んでいる……。
知らない仲じゃないんだし、もっとこうフレンドリーに接してもらえないもんですかね。
あのキャラの強い連中がご近所さんじゃ、気の弱い子はこうなっちゃうか。
とても臆病な茶トラ白を最後に猫影は途絶え、このあと強い雨が降り出してバス停へと急いだ。