昨日の夜勤明けは定番の登戸~稲田堤を歩いてみたものの、あまりの湿度の高さに死にそうになっただけで、肝腎の猫は1匹も見かけることなく終わった。気温が高いことは予報を見て覚悟していたが、その前日が雨で肌寒かったことから上着を着ないわけにも行かず、翌日の好天でやられるといういつものパターンだった。それにしても昨日の湿気は尋常ではなく、湿度を観測している東京アメダス(北の丸公園)の数値は70~75%。27.7℃という気温や晴天の日差しそしてマスクと相俟って耐えられなくなり、散歩スタートから30分ほどで音を上げた。あの辺りの田舎道は音を上げたからといって都合よくそこにバス停や駅があるわけではなく、結局稲田堤まで歩き切らなければならないので余計辛かった。
それに比べて今日の快適なこと! 気温は19.7℃止まりで湿度は30~40%しかなく、まるで昨日一日で梅雨が明けて、いきなり初秋を迎えたような気分だった。三連続夜勤が今夜で終わることもあり、散歩コースに選んだのはやや長距離となる福生~拝島の7.6km。来月の勤務シフトは日勤を多めにという希望が通り、ゴールデンウイーク明けから月末まで日勤が続くことになったので、今のうちに夜勤前じゃないと行きくい場所へ行くことにした。これからしばらくは日の出が早い時期なので、日勤前でも散歩できないことはないが、分倍河原から多摩センターへ通うという時に、福生に寄り道して8km近く歩くというのはなかなか無理がある。加えて夜勤で行きやすいうちに、体調不良と思しき歓楽街の妹分Bに会っておきたいからでもあった。
正直なところ、あの子はいつ会えなくなっても不思議ではない状態だと思っているが、今日姿が見えなかったのは、日陰の目立たない場所でお昼寝していたからかも知れない。そうやって結局はずるずる通うことになるんだよなあと思いながら、いつもの猫駐車場を覗いてみると、隅っこで丸くなって寝ているキジトラの背中が見えた。
絶好調とまでは行かないようだけど、そう悪くない感じの毛並み。韓国スナックのママさん親切だからな。
妹分Bを諦めて歓楽街を抜け、南方へ移動開始。途中立ち寄った猫民家では黒白を見かけた。
いくら呼んでも気づいてもらえないので、正面に回ってみた。この子は少し耳が遠いようだ。
ここは懐かしい福キジ・福サビの公園前。顔だけ出してこちらを見ているのが分かるかな?
目を細めてこちらを眺めているのは約2年ぶりの福サビ1号。元気にしてたかー。
お姉ちゃんと思しき福キジ1号は2015年9月を最後に姿を消してしまったが、この子は出会って10年という節目を迎えることができた。初めて会ったのは2012年4月10日のことだった。
思いっ切り私有地のいちばん奥だったので、インターホン越しに撮影許可をもらって突入。この子がカメラに収まるのは本当に稀で、前回こそ3年前の2019年3月だが、その前となるとやはり10年前に遡る(2012年5月)。猫が元気でいてくれるのも嬉しいが、自分がずっと同じことをやって来たと思うと気が遠くなる。
せっかく敷地に入れてもらったので、無理矢理お花と一緒に撮ろうとしたのがこの写真。猫じゃらしみたいなやつって何だろう。
拝島エリアは旧々々居時代の猫拠点をいくつか回ってみた。ここにいるのはちょっと意表を突かれたけど。
誰かと思ったら拝島時代から知り合いのいたずら野郎。元気そうで良かったな。
カメラに気づいて座り直してくれたみたい。お気遣いいただいちゃって済みませんね。
最後に立ち寄ったのはキジ白3号の家。そおっと覗いたつもりだったのに、すぐに見つかっちゃった。
……というような一連のルーチンを終えたあと、最後に記念写真を一枚撮ってその場を辞去した。妹分Bに会えなかったのは残念だが、懐かしいメンバーに再会できたので、このコースを選んだことは結果的に良かった。歩きすぎたせいか今は少し腰が痛い。