我が家は夫婦揃って記念日というものに無関心で、一般的に忘れてはならないとされるメモリアルな日の大部分を忘れており、それは誕生日や結婚記念日であっても例外ではない。猫の誕生日も忘れていることが多く、特にマコちゃんは今日5月20日が誕生日なのに、その日のブログ記事で触れたことが今まで一度もなかった。ちなみにマコちゃんは2009年生まれの13歳。人間換算では68歳だそうだが、天真爛漫な性格は幼いころからあまり変わらず、老いて狷介さに拍車のかかったサチコに一層うざがられている。マコちゃんの母親は室内で出産したので、生年月日だけでなく、家族の消息もある程度判明している。子猫時代の社会化の時期を家族と過ごしたので、それができなかったサチコとは性格がまったく異なる。
そして今日はもう一つの記念日(の前日)でもあって、それは10年前の2012年、福生の歓楽街に住む妹分Bに初めて会ったのが5月21日。本来なら明日行って無事を祝いたいところだが、非営業日の日勤は出社時刻が9時と早く、福生まで足を延ばす時間がないので今日にした。もちろん相手は猫であるから、こちらの都合に合わせて出てきてくれるわけではないが、そこは運が味方してくれた。
6時を過ぎたばかりの歓楽街。出入りのない静かな駐車場に猫一匹。
こいつは近所の韓国スナック付近を根城にするキジトラ。こっちまで出張っているところを初めて見た。
そして猫がもう一匹。俺たちは一部始終を見られていたのだった。
呼んだら出てきた妹分B。いつもの手ぶら野郎だと分かってくれたみたい。
初めてこいつに会ったのは金環日食の日で、「人懐っこい三毛だ!」と思ってカメラを向けていたころには、すでに食分が0.4ぐらいになっていた(金環日食の写真はこちら)。当時、見た感じで5〜6歳ぐらいだったと思うので、今は15〜16歳ぐらいだろうか。サチコと同様に最近は下肢の衰えが目立ち、高いところで見かけることはなくなったが、地面限定の縄張りは今も維持しているようだ。この調子で夏を乗り越えてくれればいいんだけれども。
妹分Bと別れてしばらくすると、巡回帰りと思しき黒白に遭遇。自宅へ戻ったところのようだ。
見かけるのは去年6月以来。今年3月末にも今日と同じコースを歩いたが、その時は会えなかった。
超大白斑のキジ白。向きによっては白猫にしか見えない子(一例)。
嬉しさのあまり駆け寄ったら飛び降りてしまった。俺たちは親しいわけではないのだった……。
こちらは常駐の黒白。3月末に来た時はちょうど桜の時期で、人出が多すぎて会えなかったと記憶している(曖昧な書き方なのは俺自身が人ごみにやられてへろへろになっていたため)。
馴染の黒白とうだうだしていると、いつの間にかもう1匹増えていた。あれも見覚えのある子。
マナーを守って接すれば優しいサビさん。この子はさらに遡って2020年9月以来。
散歩はもう少しだけ続くが、今日のところはここまで。残りの紙面(?)は今日13歳になったマコちゃんをどうぞ。
今日は猫草解禁日でもあり、出された燕麦をむしゃむしゃと食べるマコちゃん。今年は発芽率が悪く、いずれ近所のイネ科の雑草を刈り取ってこないと足りなくなるかも。
最後にお澄ましポートレートを撮っておしまい。このあと盛大にゲボしたことは言うまでもない。