今日は雲に覆われてほとんど日差しがなく、猛暑日にもならなかったが、湿気がものすごくて散歩は普通にキツかった。暑くなることを想定して猫ヶ丘の猫に頼ったはいいものの、そこが坂だらけであることに思い至らなかった。空振りの少ない場所なので張り合いはあるが、精神的充足により無意識に頑張ってしまうと熱中症一直線だ。
家を出たのは正午前。からし号は今日もエンジンがかからず、いわゆる「点火プラグが被った」状態のようだった。こうなるといくらスターターをキックしても無駄なので、諦めて自転車に乗り換えて漕ぎ出すこと30秒。黒煙邸の玄関先で寛ぐ猫の存在に気づいて漕ぐ足を止めた。
去年3月に初めて見かけた黒白。滅多に会わない子だが、以前より毛並みが良くなったようで何より。
猫ヶ丘の上り坂を歩いていると、行く手に猫の尻尾が見えてきた。
尻尾の色を見ただけで誰か分かった。あれはこの辺りをシマにしているクリーム白。
この子は寡黙で落ち着いた性格なので安定感が格別。西立川から平山へ引っ越して間もない2016年11月に初めて見かけた子だが、いつまでも見た目が変わらないので年齢の見当がつかない。
こちらの素性を見極めようとしてか、尻尾がレーダーのように上を向いている。
「君には近寄らせてもらえそうにないねえ」などと話し終わらないうちにダッシュかまして逃亡。人の話は最後まで聞けよな。
湿気にめげることなく猫ヶ丘を2周して最後の下り坂。1周目はいなかった茶トラ白が民家の敷地に座っていた。
この顔に見覚えはあるけど、この辺りは茶系が多くてなー。とりあえず去年9月に会っていることは確認できた。
猫ヶ丘で3匹の猫に会い、散歩の内容に不満はなかったが、たったの45分間だったので時間が余ってしまった。カフェで時間を潰すにも限度があるし、1時間以上もじっとしているくらいなら外を歩いていた方がマシだ。多摩センターへ向かうバスの車中で色々考えた結果、途中の堰場で降りて、モノレールの松が谷までもう一度散歩することにした。蒸し暑くて体力は消耗していたが、その程度の距離(約2.5km)なら充分行けるはず。何ならそのまま多摩センターまで歩いてもいいくらいだった。
堰場からの散歩で見かけたのは2匹。1匹目は今月4日にも会ったばかりのオッドアイ。
舌を鳴らしながら縄張りに差しかかったところ、そうするまでもなく4日と同じ場所で伸びていた。
でもあの時よりバテているみたい。明日は39℃だってさ、どうするよ。
定点の猫アパートで猫発見。ここの猫はいつも割と大胆な場所で寝ているな。
このお尻は常駐のカラーポイント。どうせバレるから足音を忍ばせたりはしない。
少し印象が変わったかなと思い、初めて会った時(2016年3月)の写真と比べてみたら、明らかに当時よりも毛色が薄くなっている。カラーポイントの猫は体温が高いほど毛色が薄くなるが、一般的に哺乳類は高齢になると体温が下がるはずであり、つまりこの子はそれほどの年齢ではなかったということなのだろうか。勝手にお婆ちゃんと決めつけていたけど、考えを改めなければならないなあ。