師走は雨で始まった。
拝島時代、悪天候の散歩では、よく神猫1号のお世話になったものだった。雨や雪が降っても猫はいるが、俺も猫も濡れたくないから、できればお互い軒下で済ませたい。そんな時は神社に行って、回廊や縁の下に佇む神猫1号に相手してもらった。神社は庇が長いし、屋根つきの巨大香炉や手水舎などの施設もあるから、雨を避けて写真を撮ることは難しくない。とはいえ神猫1号は人懐っこくて、すぐに近寄ってくるから、結局猫も俺もずぶ濡れになってしまうのだった。
今はあのようなキャラクターを持った猫が近くにいないので、雨が降れば散歩はお休みとなる。今日は先月29日の散歩で最後に会った2匹のキジトラを紹介しておく。いずれも八王子駅の近くで見かけた猫たちだ。
1匹目は車に挟まれて寛いでいた。トラッドなキジトラを見つけると何となく嬉しくなる。
お花の横でポーズしてくれた。時々こういう手慣れた感じの猫に遭遇するが、分かっててやっているんだろうか。