今日は家を出るまでの間に空模様が目まぐるしく変わった。朝は屋根をぽつぽつと叩く雨の音で目覚め、風呂から上がって体を冷ましているうちに激しい雷雨が訪れ、家を出るころにはすっかり晴れ渡って青空が広がっていた。雨上がりの尋常じゃない湿気を想像してげんなりしていたが、外に出てみると意外に快適で、体調を心配していた猫散歩も中神~西立川の3.9kmを無事に歩き切れた。夕方、多摩センターで見た積乱雲は真夏の勢いだったし、しばらくは晴れて高温の予報が続く。恐らく関東甲信は明日の早い段階で梅雨明けするだろう。
たった数時間のうちに劇的に天気が回復したので、猫の方は厳しいのではないかと思っていたが、風が冷たかったせいか、見えるところで伸びているのが何匹かいた。それを漏らさず見つけて歩くのが俺の生き甲斐みたいになっている。
ほら1匹目。
寝ぼけ眼はきれいなブルーアイ。君はポインテッド・キジ白だったのね。
定点の猫拠点を通りかかると、久しぶりにチビちゃんが出ていた。
見事なイカ耳。最近あまり会っていなかったので、びっくりしたかな。
初めてこの子に会ったのは、2012年10月のことだった。一緒に暮らしていた母猫はしばらく前に死に、今は娘が一人でここを守っている。
日なたで寝ているくらいだから、日差しの割に涼しいことが分かる。猫にとっては今日ぐらいがいちばん心地良いのかも知れない。
これは一通りごろごろすりすり終えたあと。こちらに気づいた瞬間、突進してくるので、写真を撮るのはかなりムズカシイ。
傍らにはエビ邸の主人が立って、最近食が細くなったと心配していた。この子もだいぶお婆ちゃんだからなあ。
体に優しい軽めの散歩を心がけて、歩いた時間はちょうど1時間。西立川のバス停にたどり着いてみると、次の発車まで20分近くあったので、その辺を一回りしてみることにした。
……にしても、ああも大胆に寝ているとは。
こちらに気づいて少し姿勢を崩したところ。きっと人懐っこい子なんだな。
前足を踏み踏みしている。きっと寝ぼけているんだな。起きてる時にまた会いにこようっと。