府中市では今日から40歳以上の市民を対象に新型コロナワクチン接種の予約受付が始まり、夜勤明けですぐにアクセスできなかった俺は半ば諦めていたが、13時半ごろ帰宅してからウェブを見たらまだ空きがあってすんなり予約できた。妻は基礎疾患があるため2週間ほど前に予約済みで、これでようやく夫婦ともに接種できる見通しとなった。
夫婦といえども別人格なので、ワクチンを接種するか否かだけでなく、普段どこでどのようなサービスを受けるかは各自の意思で決めている。俺の場合、ワクチン接種には私益と公益の両面があると考えており、私益としては、(1)接種しておいた方が苦しんだり死んだりする確率が低そうだから、(2)早いところワクチンパスポートの発給を受けて台湾に行きたいから、などの動機でもって接種することにした。公益の面では、速やかにワクチンの接種率を上げることが、この災禍から脱するほぼ唯一の方法だと思っている。もたもたしているとウイルスが変異してワクチンの効果が損なわれるかも知れないし、そうなれば経済復興も遅れる一方だ。なお、公益に資する行動にはインセンティブがあって然るべきで、ワクチンパスポートの提示でどこへでも自由に旅行できるとか、飲食店で割引を受けられるなどのサービスが現れれば、もちろんありがたく使わせてもらうつもりだ。
とはいえ俺の1回目の接種日まではまだ1ヶ月以上ある。武漢市からコロナウイルスが伝播してきて1年半、我が国ではすでに4千万人がワクチンを接種しており、これが驚異的なスピードであることは分かっているが、待つ身というのは時間の進み方が遅くてまどろっこしいものだ。
猫の方は夜勤明けの散歩で見かけた何匹かを。11時に気象庁から梅雨明けが発表されたが、雲が多かったため日は翳りがちで、八王子アメダスで33.7℃の最高気温を記録したのは、散歩を終えて帰宅したあとのことだった。
1匹目は職場近くの団地にて。エントランスの奥で密やかに涼んでいた。
久しぶりのキジ白お姉ちゃん。最近は仕事の段取りが良くなり、バスに乗り遅れることも減ったので、時間調整でここを訪ねる機会は少なくなった。
妹(推定)は不在らしい。舌を鳴らしてみたが出てこなかった。
今日の散歩コースは控えめに、相模原市内の猫拠点をいくつか訪ねて回ってみた。砂利の上で伸びているのがいるね。
お腹はぴったり地面と接している。砂利だと少し効率が悪いんじゃないかな。
同じ路地には馴染のサバ白もいた。日が翳っているうちは割と普通に出歩いている。
一方こちらはあやめちゃんの路地。自宅を覗いてみたものの姿は見えず、諦めて引き返そうとしていると、ちょうどそこへ巡回中と思しき茶トラ白が現れた。
こちらを警戒しつつ巡回を続ける茶トラ白。尻尾の下の立派なものに見とれているうち、敷地の奥へと消えていった。
片倉〜京王片倉の乗り換えついでにもう一箇所寄り道。猫はいつもより奥の見えにくいところで寝ている。
行き倒れ的に伸びていたのは三船敏郎。こいつはアクティブに広い範囲を歩き回るので、とりわけ暑さには弱いのかも知れない。人間に例えると、外回りから帰ってきて事務所のエアコンを18℃とかにする人みたいな。
今日の散歩は梅雨明けに相応しい風体で終了。今年も苦行の日々が始まった。