16日の診察では抗生物質を投与して様子見していたマコちゃんだが、状態に変化は見られず、飲まず食わずが続いて排泄も途切れがちになったので、17日以降も毎日通院して点滴や給餌をしてもらっている。17日には新たに左の鼻の穴から出血していることが分かり、このことはその奥で腫瘍などができている可能性を疑わせる。自宅での強制給餌には少しずつ慣れてきているが、シリンジは誤嚥が怖いので指ですくって与えている。一度に食べさせられる量は多くはないものの、食べたあとは明らかに元気になるし排泄も復活するから張り合いがある。マコちゃんは子猫のころから「ごろごろ」ができない子で、機嫌のいい時は「ずー」と鼻を啜るような音を立てるので、蓄膿症なのかなと思うことがたまにあった。腫瘍に特徴的なのは顔が腫れてくることで、放置されて悲惨なことになっている外猫を見かけることもあるが、今のところマコちゃんにその症状は出ていない。体重が減ってきていることからして、厳しい診断になる覚悟はしているが、まだ一縷の望みは持っている。
明日は朝から出かけて農工大の動物救急医療センターで診てもらったあと、そのまま夜勤に出勤するので散歩している余裕がない。今日のところは四国・台湾猫旅の続きを載せて、明日以降はまた何日かブログの更新をお休みするかも知れない(日台ハシゴ旅13はこちら)。
さて、場面は3月23日、台東県は太麻里郷へと遷移する。四国・台湾猫旅の最終日となったこの日、俺は太麻里駅から1kmほど離れた状元楼商務旅店の一室で目覚めた。この日最初の散歩はここから南へ10km離れた金崙からスタートするが、金崙の宿泊施設は民宿ばかりで深夜のチェックインは気兼ねするので、商務旅店を名乗るここを前泊地に選んだ。1泊1,600元(約7,530円)とリーズナブルながら、今回の猫旅で泊まった中では最も快適な宿で、前夜の到着が22時すぎと遅かったにもかかわらず、送迎までしてくれてとても助かった。
宿を出発したのは6時半。金崙には鉄道で向かうことにしていて、太麻里7:40発の新左營行き自強号の切符を買ってある。駅までの短い距離なのでさして期待はしていなかったが、さすが台東県と言うべきか、最初の猫グループはすぐに見つかった。空に舞うのは夥しい数のツバメたち。
ここは2018年11月にも来たことのある猫スポット。なんか前にも見たような顔がいるな。
うちのサチコに野性味を足して濃縮したような顔つき。しかも家族っぽい。
君は2018年11月以来の5年半ぶり! 元気だったかー。
家族だとは思うけど、5年半前とは構成が変わっていて、同一人物は左側の1匹だけ。ちなみに当時の家族構成はこんな感じだった。ほかの子は出てこないだけで今も元気にしているのかも知れないし、子孫を残して死んじゃったのかも知れないけど、どちらにしてもおめでたいこと。
太麻里を散歩するのは三度目だけど、朝イチというのはこれが初めて。猫は次々と視界に入ってくる。
毛繕い中の黒白。でかいキンタマがお尻の下で窮屈そうにしているね。
日よけのついた商店街は1年ぶり。道端で猫がシャカシャカしている。
一心不乱に身繕い中のところをすかさず1枚。去年もここで見かけた白。
早餐(朝食)屋さんの2匹は落ち着かない様子。猫の早餐はまだかな?
個性派揃いの猫が次々出てくるのでなかなか駅にたどり着けない。次回ももう少しだけ太麻里から。